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小説 舞の楽園  ( 盗み聞き -17 )

        盗み聞き  -17 暫くの沈黙の後で、遥は言いにくそうに、それでも自然と女言葉で切り出した。このことを聞いて置かなければ、遥は返事が出来なかった。これからの遥の人生を決めてしまう大切なことであった。「なんだい?」大谷も遥の真剣な表情を見て居住まいを正している。「1つは、今日だけでは無く・・・ず~となんですね。女になるのは・・」「わたし、300万と云う大金はどうしても用意出来無いので...

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小説 舞の楽園  ( 盗み聞き -16 )

        盗み聞き  -16 「・・・・・」遥は黙ったまま頷いた。「あなたがそう言ったのでしょう?僕はお隣の横尾さんには悪いことをしたと思いますが、あなたには何も悪いことをしたとは思っていません。僕を苛めて何が面白いのですか・・・?」と、言いたかったが、折角いい関係になりそうになっているこの雰囲気を壊すことを恐れたのだ。・ ・・・・と言うよりも、惜しむ気持ちが働いたのかもしれない。結局、何も...

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小説 舞の楽園  ( 盗み聞き -15 )

        盗み聞き  -15 「開いているよ~」中から大谷の大きな声が聞こえて来た。「失礼します」扉を開けた遥の声は小さく女の子のイントネーションだった。「良く来てくれたな。待っていたんだよ・・・」大谷は大きな目を細めてニコニコしながら遥の家と同じ造りの玄関にやって来て、遥の手を引かんばかりに喜んでいる。「どうぞ!掛けて下さい」靴を脱いで上った遥に対して敬語を使っている。昨日は敬語なんて使わ...

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小説 舞の楽園  ( 盗み聞き -14 )

        盗み聞き  -14  翌朝、嫌な夢を見て何か叫んだような気がして遥は飛び起きた。時刻は9時のちょっと前だった。夢の記憶はないけれど、嫌な汗を掻いていた。10時には隣の住宅へ行かなければならない。もし行かなければ、大谷は学校へ写真を送ると言っている。学校の方へあの遥が全裸で写っている写真が送られたらば、もう学校には行けないと思った。身の破滅だと思った。遥は寝汗を掻いたままの身体では大...

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小説 舞の楽園  ( 盗み聞き -13 )

        盗み聞き  -13 (8)遥の決心 その夜のことは遥は良く覚えていない。きっと考えが混乱していたのであろう。見せられた写真には全裸の淫らな行為をしている遥の姿がはっきりと写っており、その写真を『300万で買え』と言っている。さもないと『学校に送る』と脅している。写真には明らかに自分の家の庭で、全裸になって太い張り型をアヌスに咥えている写真ばかりであった。警察に訴えたくとも、そんな事...

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