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小説 舞の楽園 ( 部長は俺の恋女房 )


 
部長は俺の恋女房   { 42 }
   「でも・・怖い・・わ。今じゃなくってはいけませんこと・・」
 首を竦めるようにして玲子はオドオドと言っている。よほど心細いのであろう・・
 「俺は今、飲みたいと言っているんだ・・!買って来い!2つずつだ・・!」
 初めての彼女の反抗的な物言いに、俺は怒ったように言っている。『余り優しくすると
 今後の調教に支障をきたす・・』と思ったのだ。
 久し振りの俺の強い態度に玲子はハッとしたようだ・・決心するように「ハイ・・」
 と答えて車の外へ出て行った・

  「胸を張って堂々と歩くんだ・・!尻も振って・・な」と車の中で言ってあるの
 で、詰め物をしてCカップにしたオッパイを突き出して、尻を振って歩く姿はもう
 何処から見ても女そのものであった。
後ろから見ている限り、この1か月毎晩のように俺の精液を飲み込んで大きく成長
したお尻が揺れて、俺の大好きな中年女そのものであった。

 「買ってまいりましたわ・・お口に合うかどうか・・どうぞ・・」
3本目のタバコに火を点けようとした時に、紙袋を抱えた玲子がキョロキョロとし
ながら大型トラックの裏側から現れた。
「車が判らなくなって・・遅くなりました。ゴメンナサイ」
停まっている車が余りに多いので、ちょっと迷ってしまったらしい・・
「玲子は・・方向音痴なの・・」と言っている。
「大丈夫だったろう・・?周囲の人は注目はしていなかったろう・・?」
『女になって居るのを、周囲の人にバレているのではないか・・』と心配している
玲子にきいてやった。
「ううんっ。声でバレそうになったけれど・・お店の人は気が付かなかったよう
だったわ・・」
1人で店に行って来たことで女装に自信がついたのか、玲子の顔は明るかった。
「もっと・・声を勉強しなくっちゃ・・」と呟くように言っていた。

 東名を小田原で下りて、バイバスを通り小田原に出て、芦ノ湖の湖畔にある
旅館を見つけてそこに入った。
小田原城を見て、そこの入り口のところにある喫茶店に入り、そこの店主に聞い
て紹介して貰ったのだ。
玲子は城を見学する時には、まだ他人に女装を知られてしまうのではないか・・と
オドオドいているようだったが、城内ですっかり自信を付けたようだ。帰りは堂
々と歩いていた。
『今に女装にも慣れたらば、他人に見せびらかすようになったら・・困る』と俺
は内心で思ったものだ。
喫茶店の店主から紹介された旅館に携帯から掛けている間中、玲子を見ていたが、
上品で奥様然としてストローに付いたルージュを拭う様は絵になっている。

 その旅館は純日本式の本格旅館であり、部屋の前は湖であり眺めは最高だった。
旅館のクロークで宿帳を記入するときに、俺はちょっと迷ったが俺の本名を書い
て、「妻 玲子」と並べて書いた。
今は個人の自由な時代であるから『10歳位年上の妻でも可笑しいことは無い・
・』と思ったのだ。
女になった玲子は見ようによっては15歳ぐらいは若く見えている。
書き込むその行為を傍で見ていた玲子は感激して、嬉しそうに俺の身体に手を添
えている。(つづく)













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コメント

No title

あ、けど大切ですよね。
自分の性に自信も持つというのは。
とっても大切なところです。
それを周りが支えるというのも展開として好きですね。

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