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小説 舞の楽園 ( 転落の人生 )


         転 落 の 人 生   { 4 }
   「まだ・・判らないのか・・?俺達はお前を犯すんだ!お前は女に、否、牝になるん
 だ・・!」
 渡辺が茶色のトランクスを膨らませて、私の顔を覗き込みました。
 これも、後で知ったのですが・・この渡辺は本物のホモだったのです。それも・・タチと
 呼ばれている男だったのです。以前にも幾人かの男と肛門セックスをしていたようです。
「あいつを姦って・姦って、姦り捲って女にしようぜ・・」と言ったのも彼のようです。
 「そうだ!マゾ女に、否マゾ牝にしてしまおう・・」と、強度のSの斎藤が同調して、今
 まで「無能者」呼ばりをされていた佐伯が今度の段どりを整えたらしいのです。

  「ふざけるな!犯すなんて・・俺はホモじゃない・・。そんなことをして見ろ、貴様ら
・・」
「ふざけちゃ・・いないよ!部長さんよ。今更粋がっても遅いんだよ・・俺達はあんたを
立ち直れないほどの屈辱をあたえてやろうと相談したんだ。今までの恨みを倍にして返し
てやる・・!」
恐怖に駆られて大声で叫ぼうとする私の口を塞ぎ悲鳴が漏れないようにして、佐伯がさ
も憎々し気に言いました。その声は低いが怨念が籠っているようです。
「お前がホモじゃ無くっても・・関係ないんだよ。それにお前は俺達に姦されて女になる
んだ!男と男だったらホモかも知れないが、男と女だったらホモじゃないんじゃないか
な・・」
「そうだ!どうせ女になるのだったら、マゾ女に生まれ変わらせてやろう・・男に虐め
られて喜ぶマゾオンナに・・な」
渡辺と斎藤が口を挟みます。

 「それにしても・・こんなに小さいチ〇ポをしているんだな。これじゃ男として役に
たたないぜ・・」
早速、斎藤の私への侮辱が始まりました。
さも馬鹿にしたように、丸裸でベッドに縛り付けられて剥き出しになっている薄い陰毛
の下に恐怖のために縮かんでいる男根を指して言いました。
ハッと私は思い出したのです。
全裸に剥かれて縛られて、そして彼等からは私の男根が丸見えになっていることを・・
です。
私の男根は極端に細くって、そして小さいのです。

 高校2年生の時に九州へ修学旅行に行った折、友人4~6人と温泉に入ったのです。
その時に初めてそれを知りました。
高校2年生ともなれば、学友達は子供のオチ〇チンから大人のチ〇ポへ脱皮をするも
のなんです。
ところが私のオチ〇チンは子供のころのままなのです。陰毛も皆は生えて来ていました
が、私のオチ〇チンの周りの陰毛は産毛のような物が生えているに過ぎないのです。
友達の中には、黒々とした長い毛がモッサリと茂っている者もいました。
「福島君はまだ子供なんだな・・」と言われた時には恥ずかしかったのです。
それ以来、私の陰部は成長していないのです。毛の方は幾分濃くなりましたが薄く、男
根はそのままなのです。
それを非常にコンプレスクに感じまして、人前では裸を晒したことはありません。
思えば、このように威張り散らすのも、男性自身が小さいことがコンプレスクの裏返し
かも知れません。(つづく)
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