小説 舞の楽園 ( 転落の人生 )
- 2020/04/28
- 00:07
転 落 の 人 生 { 31 }
あっ、こう云うこともございました。それは獣に犯されたのです。
斎藤様が何処から知識を仕入れて来たのか存じませんが、私は皆様の見ている前で獣姦され
たのです。
3年間もご一緒に暮らしていると斎藤様の私に対する憎しみは消え失せまして、斎藤様なり
の愛情を示すようになりました。
けれども・・斎藤様の愛情は普通の人とは大分違うのです。もう慣れましたが、、私はマゾ
女に落ち、斎藤様は私を虐めることで愛情を示すのです。私が考えられない方法で私を虐め
、いえ可愛がってくれるのです。
マゾ女にされてから3年目の正月も過ぎて1週間ほど経った時のことでした。
正装したお3人様に連れられて新宿(だと思うのですが・・)のあるビルの地下に入りま
した。
その時の私は綺麗にお化粧をして、服装は全裸の上に黒のワンピースだけで、エンジのコー
トだけでした。
その頃は髪の毛だけは伸ばすことを許されておりまして長い髪の毛でした。その代わりに
髪の毛だけを残して全身は永久脱毛をされており、白いお肌は輝くように光っておりまし
た。
そして・・玉々チャンは睾丸摘出手術によって取り除かれており、袋の部分は小さくなっ
て有るか無いか判らなくなっていました。下腹部には小指程の男性の名残がチョコンと付
いているに過ぎない状態です。
勿論、薄いピンクのそれはもう勃起することもありません。
3人様とご一緒にビルの地下階の店に降りた私達は黒服の方に迎えられました。
お店は何かショーが出来る1坪半ほどのデベソと呼ばれる1m程盛り上がった舞台とそれ
を取り囲む客席がありました。何かショーパブの雰囲気です。
舞台の上にはスポットライトが点灯されていますが、時間が早い所為か誰もいません。
客室は暗くって人数は分かりませんでしたが、それでも20名近くのお客様が着席されて
いるようでした。
男性に連れられた女性の方も7~8名はいらっしゃるようでした。
「電話でお話してある斎藤ですが・・」
「お待ちしておりました。こちらへ・・どうぞ・・」
恰幅の良い腰の低い男の人に斎藤様が言いますと、私達は舞台とデベソの根元の暗がりに
案内されました。私が着ていたコートは脱がされてしまいました。
「こちらの方がショーに出られる方ですか・・?」
後で教えて頂きましたが、その恰幅の良い中年の男の方は店長だそうです。・・が聞いて
います。
「そうです。美子と言います。オイ・・美子ご挨拶をしないか・・?」
「美子でございます」
『えっ・・ショーに出る・・?わたしは聞いていないわ・・。それに・・斎藤様は何時
お知り合いになったのかしら・・?』と思いながら、立ち上がって丁寧に、そして優雅に
頭を下げていました。(つづく)
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