小説 舞の楽園 ( 転落の人生 )
- 2020/04/30
- 00:26
転 落 の 人 生 { 33 }
もう1人の黒服の人が広口の瓶と刷毛を持って現れました。
「熱いようだったらば・・言って下さい・・」
恥ずかしがる全裸の私を立たせて瓶の中の液体を刷毛に付けて、私の大きく成長した乳房
と真っ白な下腹部に塗り始めました。
液体は熱くは無かったのですが、ムッと来る臭いはバターを溶かしたもののようです。
脚を開かされて、後ろのオマ〇コにも幾重にも塗られました。
後で聞かされたのでっすが、液体は牡犬を興奮牝犬のエキスが入っているのだそうです。
それから・・首輪も付けられました。
以前、斎藤様のお部屋で付けられていた黒い幅広の首輪とは違い、細い赤の首輪です。
錠は付いていなくって私にも外せるようですが、マゾ牝になってしまっている私には外
す勇気はありませんでした。ただ「イヤ・イヤ」と首を振るばかりなのです。
舞台が暗転しました。素っ裸に女の人2人に代わって私が舞台に押し出されました。
女達が私と連れ違う時に「可哀想に・・」と言った目付きをしたのが印象的でした。
舞台に出された私が客席の方を恐る恐る見ますと、お客様の目だけが光っています。そ
の眸が恐ろしくって2度とは見ることが出来ませんでした。
全裸の私の首輪の鎖は30cmぐらいの長さで床に埋め込まれたアンカーに繋がれて
しまっていまして、私は強制的に四つん這いです。
「日頃のご愛顧、誠にありがとうございます。これから行うこのショーの主人公は元男性
でございましたが、ご覧の通り女性になっています・・」
突然、3本にスポットライトが点されて、全裸で四つん這いの私が浮かび上がりました。
・・と同時にマイクが私を紹介し始めました。
舞台のデベソの部分が回転し始めたのです。
「本当だぞ!男だ・・!チ〇チンが付いている・・。オマ〇コの穴がない・・ぞ」
「マァ・・オカマチャンだわ・・!」
四つん這いの私のお尻のアワイにスポットライトが当たると、明るい舞台とは正反対の
暗闇の中から声が聞こえてまいります。
恥ずかしさで頭が真っ白になってしまっている私は鎖に縛られていては、如何することも
出来ません。ただデベソの上で回転するだけです。
ご主人様方の方へお尻が向いた時に、「綺麗だよ・・美子」と言う声が聞かれまして、一
舜ですがマゾ牝になった幸せを感じておりました。
回転する舞台は3廻りしてとどまりました。
「お待たせいたしました。今日の主役・ジョーの登場です。はたして・・ジョーは今日
の獲物を気に入ってくれるでしょうか・・?皆様・・拍手を・・」
嬌声と取れる声がマイクを通して聞こえて来まして、スポットライトの光が2つ消えて
残りの1つが客席の向こうの扉に当たりました。
スポットライトの行き先には黒い扉があり、その扉が開かれますと、真っ黒な一見して
獰猛そうな大きなドーベルマンが現れたのです。
その獣は黒服に引かれて、いえ黒服が引かれるようにしまして、ユックリと客席の中を
歩いてきます。(つづく)
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