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小説 舞の楽園 ( 転落の人生 )


         転 落 の 人 生   { 34 }
   「マァ・・犬だわ・・」
 「あっ・・あのドーベルマンを・・」
 客席が興奮に湧き、女性の悲鳴ともつかぬ声が上がっています。
 「まさか・・」
 これから何が起こるのか・・私はその想像にパニックになりまして、這って逃げようとし
 ましたが、床のアンカーに繋がれた鎖が私を逃がしてはくれませんでした。

  悠然とした足取りでジョーは客席の中を歩いて、ステージに上がって来ました。
 まるで・・黒い帝王にように落ち着いていまして、短い毛の身体は気品さえありました。
 「行け!ジョー・・」
 黒服の男は犬の首輪の鎖を外すと、私の背後に立ったドーベルマンは私の身体の匂いを嗅
 ぎ始めたのです。ツーンと湿った獣の臭いが鼻を突いています。
 「いやぁ~っ・・」
 先程、躯に塗られた液体に牝犬のフェロモンが入っていたのか、湿ったジョーの鼻先が私
 のお尻に当たっています。
 私は四つ這いの躯を硬くして大きな悲鳴を上げていました。
「怖がっているわよ・・」
 客席から笑いを含んだ、そして面白がっているような声が聞こえていましたが、彼等を
 非難している余裕などはもう私にはありません。

  体毛がほどんと生えていないようなジョーは四つん這いになって身体を固くしている
 私の後ろの孔をクンクンと嗅ぎ、それから長い舌で舐めています。
 人間の舌とは丸っ切り違うザラリとした犬の舌の感触は痛いほどで、膝を立てていた私の
 お尻のアワイを2~3度舐めているのです。
 私は膝を立てていることが出来ませんで、横に倒れ込んでしまったのです。
 するとジョーは横に崩れてしまった私の白い躯の上に前足を上げて押さえつけて、今度は
 胸を舐め始めました。
 舐められる度に走る悪寒とその足の重みが私の恐怖を煽っています。

  「アン~ッ」
 不意にチロッと真っ赤な長い舌が乳首を舐め上げたのです。
 大きくした乳房にズキンと快感が走りまして、私は思わず声を上げています。
 特定のお客様とは云え衆人監視の中で、丸裸に剥かれて身体の大きなドーベルマンに躯を
 押さえられて乳首を舐められて、私は声を上げていました。
 1度得た快感はドンドン大きくなるようです。
 ザラザラした長い舌は自在に動くようで、私の乳房を上から包み込むようにしまして舐め
 あげるのです。
 もの凄い快感を与えてくれるのです。
 お客様に見られてもの凄く恥ずかしいのですが、それを忘れるくらいオマ〇コが濡れて
 来たのを意識しました。
 この5年間でスッカリとマゾ牝と化した私は『この獣に犯されて牝犬になるのだわ・・』
 と思いました。(つづく)
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