小説 舞の楽園 ( 転落の人生 )
- 2020/05/11
- 00:42
転 落 の 人 生 { 44 }
包んだ指を2~3回撫で上げ撫で下ろしまして、泡がタップリと付いている砲身をお口に
含みました。
「オウッ・・オウ。気持ちがいい・・」
深く含んでから抜き出しまして、鈴口のところをチロチロと舌を当てますと、男性の手が私の
頭の後ろへ廻って、いかにも気持ちが良さそうな声が聞こえます。
「もう・・いい!出ちまいそうだ・・!後は・・ベッドでな・・」
嬉しくなりまして深く切れ込んだ大きな鈴口に尖らせた舌を入れますと、切羽詰まった声がし
て私から身体を離していました。
彼がもう1度湯舟に入ってから浴室を出て行った後に、私も湯船に入って乱れたお化粧を落
としてから、洗面所で軽くお化粧をして彼の元へ行ったのです。
逞しい裸に黄色のバスタオルを巻いただけの彼はソファーに座ってテレビのニュースを見なが
ら私を待っています。
「ここに・・座りな・・!」と言うように2人掛けのビニールのシートを叩いています。
ヒンヤリするソファーに腰を降ろしますと、私の胸から巻いたバスタオルの挟んである結び目
を解きますと、彼は直ぐに口を吸って来ました。
解かれたバスタオルは腰の脇に落ちて私の白い肌は彼の目に晒されていました。勿論、女に
しては大きくて長い小さな突起もです。
「こんなものが・・付いていて・・嫌らしいな・・」
激しいデープなキッスの後で、私は喘ぎながら何時もは言われないことを聞きました。
そのデープキッスは黒人のカシスを思い出させるほど情熱的です。
こう云う商売をしているとお客様のほどんとがおざなりのキッスをしてまいりますが、舌が口
の中を暴れて舌を吸い出すような激しいキッスはしてくれません。
『男が男にキッスをするなんて・・』と思っているのでしょうか・・?
「ウン・・男を姦るのは・・俺も初めてなんだ!だけど・・お前は女そのものだ・・な。幾
つなんだい・・?」
白い肉体の私を見て年齢を聞いて来ました。
彼は何人もの女の人を抱いたことはあるようですが、男を犯すのは初めてのようです。
「もう直ぐ50になるわ。こんな・・オバアチャンじゃ・・嫌でしょうね・・」
『女のようだなんて言いながら・・女に年を聞くなんて。失礼だわ・・』と思いながらも、私
は答えています。少しサバを読んで・・です。
「ホウッ・・俺よりも一回り半ばかり違うのか・・。そうは見えないな・・。女は化けると
言うが、化粧ばかりではないんだな・・」
感心するように言っています。
今までのお客とはちょっと異なったこのお客様の開けっ広げな、一見して純情そうな男の人が
好きになりました。どうせ・・今晩1晩限りの買われた身なのです。好きにならなければ損だ
・・と思っています。(つづく)
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