小説 舞の楽園 ( 転落の人生 )
- 2020/05/19
- 23:58
転 落 の 人 生 { 52 }
「女房は5年前に死んだ!膵臓癌だった・・」
「ゴメンナサイ。悪いことを聞いてしまったようで・・」
社長さんは肩を落としてそう言いました。私は謝っています。
「女遊びを始めたのはそれからなんだ・・」
前を向いて暫く奥様のことを思い出しているようでしたが、切り出したのです。
「バーやクラブの女とも寝た!Mの娘を縛りもした・・!特にそのMの女とは何回も縛
って犯したんだ。最後の方は縛らないと犯せなくなっていた・・」
私は黙って聞いていました。
「その女とは半年前に別れた・・。ちょうど美子みたいに色が白くって、小柄な女だった。
お前を見た時に・・その女のことを思い出したんだ。美子だったら・・出来ると思った
んだ・・」
彼は遠い眸をしていました。最後の言葉を吐いた時には、私の右手に左手を重ねており
ました。
私は男だった時がありますが、自分の男性自身が起たなくなる時の恐怖と言うのが分り
ました。社長さんが可哀想になりました。
「お可哀想な・・社長さん」
そう呟いています。右手を握っている社長さんの右手の上に左手を重ねています。
「お前は優しいんだな・・。そういう美子が・・好きになってしまったよ・・」
そう言うと、何時もは毒々しい赤のルージュしか塗ってはいないのですが、今日は柔ら
か目のピンクの色にした私の唇を奪って来たのです。
「アッ・・」と言う間もありませんでした。突然のキッスに口を離されてから恥ずかし
くなって辺りを見回しましたが、前の方に4~5名のお客がいるだけで気が付かれなか
ったようです。
社長さんの取って下さった駅前の高級ホテルのその夜のことです。
お部屋でお待ちしていますと、夜の8時ごろに社長さんはいらっしゃいました。
「待った・・かい・・?」
例によって扉が締めきれない内に、ピンクのルージュを塗った唇を奪われています。デ
-プなキッスに喘ぎ始めると、私を横抱きにお姫様ダッコをしてベッドまで運ばれまし
た。
「待ちきれないんだ」
ベッドの上に私を降ろして、覆い被さるようにして再び唇を奪った彼はもうズボンを脱
いでいます。ステテコとパンツを一緒に降ろした彼の雄は反り返っていました。
「待って・・お願い。シャワーを・・」
「いや!待てないんだ・・!お前の白い身体を見ると、俺のチ〇ポが言うことを聞かな
いいんだ・・」
私の着けていたブラウスの前を開いて、白いブラジャーを押し上げて双つの膨らみを
ブルンと出して吸いながら、私の哀願も物ともせずに社長さんはワルなんです。
このような形で犯されることに興奮している私です。(つづく)
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