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小説 舞の楽園 ( メール )

      メール  -3
 「お父さんのメールのやり取りを悪いと思ったんだけど、全部見ちゃったわ。
お母さんが死んでから、有香の前ではお父さんは変らなかったけれども、お
父さんも内面性を持った人間だと分かったの・・・」
<メールのやり取りを全部見られてしまった>私は愕然としたのです。
だって、メールには舞の欲望がストレートに載っているのです。
<メールを消して置けば良かった>と思いましたが、後のまつりです。
舞の性癖を知られてしまった以上、今更何を言っても無駄なことは分かって
います。そして、メールを見たことを非難しようと思いましたが、これも無駄
です。
ふと気が付くと、裸の姿で右手がオチ〇チンを握っていることに気が付いた
のです。舞は顔が真っ赤にして、手を離しています。
そして、真っ赤なスキャンティの中にショックで小さく縮んだ毛の無いオチ〇
チンを隠していたのです。
同時に、乳首を揉んで捻っていた手を下ろして、赤いブラジャーを元の位置
に直していました。そして、ベッドに上げていた脚を叱られた子供のよう引き
付けて降ろして、椅子の上で俯いて小さくなっていました。

 「お父さんは、いや舞ちゃんは・・・女になりたいのでしょう?それもマゾ
女に・・・。いいわ、有香が女王様になって上げるわ!マゾの舞ちゃん」
突然、有香は言うのです。
舞はことの成り行きに呆然として言葉も出ないのです。
「有香は考えたんだ! お母さんが生きていれば、お父さんは女になんかな
ろうとは思わなかったんじゃないか・・・って。お父さんは寂しかったのね」
有香に言われると確かにそんなような気もいたします。
赤のブラジャーとスキャンティだけで俯いていた舞は小さく頷きました。
「だから・・有香が女王様になって上げようと思ったのよ」
「これから、舞ちゃんは有香の下僕となるのよ! 何でも言うことを聞く有香
の女奴隷になるのよ! 嬉しいでしょう?マゾの舞ちゃん」
「はい。嬉しいですわ。有香女王様」
恥ずかしい格好をしている舞はとっさにそう答えていました。もちろん、メ
ールで使っていた女言葉で女のイントネーションでです。
舞は普通の男性が絶対身に付けないような女の際どい下着を着て、仮性包茎
とはいえ大きくなって先端がちょっと剥けた男性自身を弄ってオナニーを
しながら、メールを書いているところを娘に見られてしまっているのです。
今となっては、妻が亡くなってメールを覚えて、寂しいなんてことは考えた
こともありませんが、娘がそう思ってくれていることを利用しようと思った
のです。ズルイ舞でした。
何よりも娘の有香は、舞を女として扱ってくれると言ってくれているのです。
それも、舞の望みどおりマゾ女として、マゾの奴隷としてくれると申してく
れているのです。
それに、娘の有香の赤くなって可愛らしい告白とその心情に打たれたのです。
嬉しくないはずはありません。
舞は父親としての権利も義務も理性も何もかも捨てる決意を固めたのです。
(続く)
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