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小説 舞の楽園 ( 年越しのSEX )

   
       年越しのSEX < オンナになった幸せ > -2
    
       ( 孫と私 )
  私ですか・・?わたしの名前は橋本和弘(かずひろ)と申します。孫は磯部健太と
申します。
先にも書きましたが、私は65歳を過ぎました。男性でございます。
昨年の3月末に会社からは完全に退職しました。都営住宅の3Kに孫の健太様と2人
で暮らしております。
何故私が孫を健太様とお呼びするようになったのかは、追い追いお話をさせて頂きま
す。
如何して孫の健太様と2人で暮らしているのかと申しますと、私の1人娘である健太
様の母親と父親は車の自損事故で亡くなってしまったのです。
2人の乗った車が雪道で谷底に落ちてしまったのでございます。
健太様が高校1年生の初冬のことでした。

 健太様は両親と共に父親の勤務先であります長野県に住んでおりましたが、両親が
亡くなってしまわれたので、1人になった孫の健太様を私が引き取ったのです。
長野から転居をさせて、一緒に住むようになったのです。
その当時から、健太様は父親の血を引いたのか、大柄で高校1年生だと言うのにもう
既に私よりも頭1半分背が高く、ガッチリした体格をしておりました。
現在は大学生ですが、160cmの私よりも20cm近くも大きくて178cmは
あるそうです。
高校時代はバレーボールをしておりまして、筋肉も素晴らしく付いていまして、逞
しい男らしい躯をしております。
それでいて、良い男なんです。これは私の娘、母親に似たのだ・・と私は密かに自慢
したいのです。
けれども・・彼女はいないらしいのです。『あれだけハンサムで甘い貌をしているな
らば女の娘は放って置かないだろう・・』と思うのですが、本当に特別な女の娘は
居ないらしいのです。
お付き合いしている学友も男の子ばかりで、私は不思議なのです。

 私の方は・・と申しますと。
私は小さくって骨細って云う奴で、そんじょそこいらの女の人より色が白くって、幼
い頃より女の子見たいだ・・と言われてきました。
私の育った田舎の家は貧しくって、3歳年上の姉のお下がりを小学校に入ってからも
着せられておりました。近所の人は私が女の子だと思っていた人もいたくらいなので
す。
昭和の20年代から30年代なんて、貧しい田舎では当たり前のことだったような気
がいたします。

 やっと中学生になって学生服を着るようになって、男の恰好も出来るようになりま
して、喜んだことを覚えております。
高校生になっても私の身長は伸びませんで、160cmで止まったままです。今もそ
のままです。
小さな私ですが、勉強はクラスでも1番で学年でもトップクラスでしたので、今で云
うイジメに会うことは無かったのだと思います。
 家が貧しかったので、当然のように大学なんて経済的にも無理だったので、私は高校
 を卒業すると大手のゼネコンに就職いたしました。
その当時は私の田舎では、進学する人なんてクラスっで1人か2人でしたので、私は
大学に行けなかったことは格別悲しいとも思っていなかったのです。(つづく)







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Author:舞
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