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小説 舞の楽園 ( 孫の彼女になって1年 )

 
       孫の彼女になって1年 ( 31 )
 おトイレを出ると彼が待っていてくれました。
「オマチドウサマ」と言うと、彼はニッコリ笑って手を繋いでくれたのです。
「いいの・・・?」
「いいさ。俺の素敵な彼女だもの・・・見せ付けたい程だよ・・・」
私が「こんなお婆ちゃんでもいいの?」と云う意味で聞くと、手をギューと握って来ます。
私は凄く嬉しくなって彼に寄り添ってしまっています。
食堂に入って行きますと、7~8割ほどの込みようです。
「何を・・・食べる?」
「わたしは軽いものでいいわよ。あっ・・・わたしが・・・」
「いいよ。バイトの給料が入ったんだ。それに・・・今回の旅行は全部俺が出す!」
食券を買う時に、彼がお財布を手にして尋ねていました。彼がお支払をして下さる見たい
です。今回の旅行は全て彼が支払う積りらしいのです。
私は嬉しいと同時に、「女には出させられない」と云った彼の男意気を感じて、彼を見直
し、頼もしいと思ったのです。

 高速道を降りて一般道を走り、土肥温泉に着きました。今回の宿は、彼がインターネッ
トで取ってくれたホテルなのです。
クロークで鍵を貰ってお部屋に入ると、広いお部屋でした。ツインの大型ベッドがあり、
ガラス張りの浴室が付いています。いかにも高級そうなお部屋でした。
「このお部屋・・・高かったのでしょう?」
「うん。昌子との新婚旅行なんだ。だから・・・奮発をしたよ・・・」
貧乏性の私が思わず聞くと、笑っています。『少ないバイトの収入で私のために奮発して
くれたのだわ・・・』と思うと感激です。それに・・・「新婚旅行だ」なんて・・嬉しい
のです。
彼の胸の中に飛び込んで、ルージュを塗った唇を押し付けていました。彼も興奮している
と見えて、飛び込んだ私の身体をギューと抱き抱えて、上から唇を押し付けてきます。
彼のズボンの中味はもう既に勃起を始めていました。

 「このホテルは残念ながら、混浴じゃないんだ。それで・・・この部屋を取ったんだ。
昌子、一緒に風呂へ入ろう・・・。何時でも入れるのだけれども、今入ろうよ・・・」
彼はそう言って、もう私の着ているワンピースの前ボタンを外しています。
「先に湯の具合を見ているぞ!」
ボタンを外して下さったワンピを脱いで、キャミを脱いで、ガーターベルトを取っている
と、彼は先に全裸になると浴室との境の扉を開けて屋外に出て行きました。
お部屋の中からは浴室はボンヤリとしか見えませんでしたが、彼の逞しい全裸の旺盛な叢
が影となって薄っすらと見えておりました。
私はお風呂とは反対の方を向いてパンティを脱ぎました。
真白な下腹部には通常見慣れた男性器はありませんで縦に1本筋が通っているだけです。
タックをした下腹を隠して湯殿の戸を開きます。彼がタックをした下腹部を見て喜んで
下さるのか心配です。
私が浴場に入って行くと彼はもう湯船に入っておりまして、顔だけ出して私が入って行く
のを見ておりました。(続く)

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