小説 舞の楽園 ( 孫の彼女になって1年 )
- 2020/08/29
- 00:58
孫の彼女になって1年 ( 37 )
雄様は「責任は俺にある」とおっしいますが、原因を作ったのは私の方なのです。
あの時に女装などをしていなければ、そして、アナルオナニーを見られていなかったら、
こう云うことにはならなかった筈です。
私のほうこそ、責任はあるようです。
それと・・・雄様のオンナになったのは別として、私が女装をしていることは、少なく
ともご近所にはバレバレだと思うのです。
ご近所の人達は最初は「男が・・・女の真似をして・・何と云うことか・・・」と噂を
していると思うのです。
私が女装をしてお買い物なんかに出掛ける姿を見た時には、挨拶をしますと挨拶ぐらい
は返してくれています。けれども、『気持ちが悪い』と思っていることでしょう。
夕刻になって、雄様が疲れたご様子でお帰りになりました。両親を説得に行ったの
ですが、説得は失敗したようです。
私は最初から『説得には失敗するでしょう・・・』と思っていました。でも・・・娘の
家族が、私が女になっていることを知らないでこの家に来ることを思ったら、雄様が話
しわして置いてくれた方が救われると思ったのです。
「ご飯にしましょうか・・・?」
「どうなったのでしょうかしら・・・」と雄様に聞きたいと思っていましたが、とても
聞ける雰囲気ではありません。通常を装って聞きますと、彼は「うん」と力無く答えま
した。
夕食を摂りながら、雄様はポツリポツリと語り始めました。
どうやら、雄様は父親と母親には自分の気持ちを伝えたかったようなのです。
そこで、父親と母親が揃っている時を狙って今日行ったらしいのです。
雄様のお話によると・・・
「お爺ちゃんを、俺のオンナにしたよ・・・」と言った途単に、両親は引っ繰り返るほど
吃驚したそうです。夫婦揃って、口をポカンと開いていたそうです。
それは・・・そうだと思います。
どこの世に、「祖父を孫が自分のオンナにしたんだ・・・」と云う話があるものでしょう
か?
でも・・この世の中には奇想天外の事実があるのです。現に私達がそうでした。
「昌子と呼んで、俺のオンナにしたんだ!昌子は勤めも辞めて、肉体も改造して今では
完全な女になっている・・・」
雄様が私の心までか、肉体も改造したことを話すと、驚きで両親は口も聞けないくらいに
なっていたそうです。
「無論、オンナにしたのだから、新婚旅行にも行ったさ。SEXも毎日のようにしている
んだ。昌子は感度抜群のオンナになったのだ・・・」
「俺は昌子を愛している。昌子も俺のことを尊敬して愛しています・・・と言ってくれて
いる。親父やお袋が何と言おうと、離れることは出来ない」
「俺達の仲を認めてくれとは言わないけれど・・・判って欲しいんだ。いや、判ってくれ
なんて不謹慎だよな。そっとして置いてくれないか・・・?」
両親が驚いて何にも言えないことを良いことに、これまで一気に言ってしまったらしいの
です。(続く)
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