小説 舞の楽園 ( 孫の彼女になって1年 )
- 2020/09/08
- 00:15
孫の彼女になって1年 ( 47 )
引越しが済んだ夜は、お夕食を近くのファミリーレストランに行っていただきまし
た。
お酒も・・・と言っても軽めのカクテルを各々1杯飲みまして、ステーキでお祝い
したのです。
雄様は喫煙席に座って煙草を取り出しました。ケントのワンの白い箱です。
「あらっ。未成年なのに・・・いけないんだ・・・」
私は雄様が煙草をお吸いになさるのを知らなかったのです。何で喫煙席に座るのだろう
と思っていました。
「昌子。お前も吸うか?」
冗談に言いますと、雄様は笑顔を見せて1本箱から取り出しています。
「いいえ。わたしは吸いませんよ。何時からですか・・・?知らなかったわ・・
「3月の終わりにコンペがあったのだ。その時からかな・・・」
顔の前で手を振る私を見て笑顔を崩していない雄様は、顔を傾けてライターを使ってい
ます。その横顔がとっても男らしくって、頼もしくって、私は「彼に就いてきて間違いで
は無かったのだわ・・・」と思ったのです。
私はお酒も煙草も嗜みません。雄様はコンパで煙草とお酒を飲むことを覚えたらしいの
です。雄様の自由度が私にはチョッピリ羨ましいのです。
最近は女の人でもお酒を飲んで煙草も吸う人がいるようですが、私はそう云う女の人は
嫌いです。女の人はお淑やかで、男の人に就いて行かなければならないと思っています。
私はそう云う女になる積りなのです。
その夜は引越しの荷物の片付けも終わっていないお布団の中で、引越しの記念のSEX
をしていただきました。
この3日ほど引越しの荷物を梱包してりしてSEXの時間が取れなかった私は、雄様の
巨大になった男根に貫かれて、喜びの声を上げていたのです。
その後、雄様は梱包のロープを使ってスッカリマゾ牝になった私を縛り上げて、ローター
とバイブと巨根を使いまして私を何度何度も天国に導いて下さったのです。
もう直ぐ雄様のオンナになりまして1年になろうとしています。
思えばこの1年は、私の生きた来た60年よりも、多くのことがありました。いえ、あり
過ぎた1年でした。
でも・・・私は私の選択した人生を後悔なんてしてはいません。
娘の家族にも見捨てられて、こうしてヒッソリとマンションで生活を始めまして、私は
優しい雄様がいらっしゃれば後は何んにも要りません。雄様がいらっしゃれば・・・幸せ
なのです。
オンナになった私は雄様の為ならば、何でもする積りです。
でも・・・もしも、もしも・・・ですが・・・
雄様に可愛い彼女が出来まして「彼女と結婚したい」とおっしゃったらば、私は身を引こ
うと思っております。彼の幸せを、私のために壊すことだけはしたくはありません。いえ、
出来ません。
彼のオンナ、いえ、奥さんになった私ですが、身を引くのが1番良い方法だと思うのです。
(続く)
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