小説 舞の楽園 ( 息子の友達 )
- 2020/09/21
- 00:57
息 子 の 友 達 { 12 }
「感じるんだ・・」
咽を反らして私が快感に喘ぎ声を上げると、キスを止めた翼様は呟きました。
その声は驚きが半分と、自分の愛撫に自信を得た声のようです。
「・・・・・」
もう激しく喘具で毛の私は声も出せません。胸を反らしたまま頷くだけです。
「アッ・・」
突然、乳首は生暖かいものに包まれました。目を瞑って喘いでいた私が見たものは、翼
様が白いシャツを思い切り捲り上げて、私の胸に吸い付いていたのです。
舌をレロレロと動かして乳首を嬲っていたのです。
「アア・・アッアッ。アアッ・・いいの・・いい。・・いいのよ・・」
SEXのベテランのようなその仕草に、口からは甘い女声が出るのが止めることが出来な
い私です。
そういう風に乳首を嬲られると、ビンビンと下腹に響いて来るのです。ピクンピクンと
動いてしまう身体をどうすることも出来ないのです。
私は年上の矜持を捨て、この息子と同い年の若い男のテクニックに身を任せることにし
たのです。
唇で乳首を弄いながら、翼様の右手は私のスラックスの前のボタンを外しファスナー
を降ろしています。
ジッジッジッと云う音が響いていますが、私の頭は真っ白になっていましてただ喘ぐば
かりです。
スラックスの前を全開にされますと、白いブリーフが現れています。思わず目をやると
ブリーフの前は大きく膨らんでいました。
翼様の手は膨らんだブリーフの上から、男性自身を擦って来て「もう大きくなっている
んだね・・」と言って来ています。
私は「女なのに・・こんなに大きくして・・」と言われたような気がして、「イヤ。イヤ」
と言ってしまいました。
突然。翼様は私への愛撫を止めてしまわれたのです。
シャツをたくし上げられて、スラックスの前を全開にされたシドケナイ恰好のまま愛撫
を止めてしまった翼様を、私は呆然と見詰めております。『如何して・・止めてしまわれ
たの・・』と云う気持ちです。
「光太君のお父さん。お父さんの名前は光司・・と言うのだね・・?」
ソファーに座り直した翼様は改まった声で聴いて来ました。
私はハッとしました。『女になったのに・・こんなところをこんなに大きくしているか
ら・・男に戻ってしまったんだ・・』と思ったんです。『翼様は男に戻った私は興味が
ないんだ・・』と思ったのです。
しかし、私の躯はさっきのこの少年の寝胸への愛撫によって燃え上がておりまして、そ
の炎は直ぐには消えそうにありません。取り合えず、聞かれたことに対して頷きました。
その時の私には『翼様に嫌われてしまった・・』と云う思いと、『何で今頃になって・・
もう翼様のオンナになることを承諾したのに・・』と云う思いが交錯しておりました。
(つづく)
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