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小説 舞の楽園 ( 息子の友達 )


         息 子 の 友 達    { 28 }
   女性の下着を着けるのは初めての私は、『こんなに枚数が多いとは思っ・・』と思っ
 てもいませんでした。『どれにしようかしら・・』と迷っています。
 「翼様はどんな下着が好きなのかしら・・」私の独り言です。もう勝負パンツを履く女
 の心でした。
 色とりどりの中から薄い紫のショーツを選びました。この色が処女を失ったばかりの私
 には似合うわ・・と思ったからです。
 無毛にした小さいオチ〇チンを下に向けて股の間に挟み込み、薄いそのショーツを着け
 ました。男物の厚いブリーフとは違って前の部分がスッキリとしております。
 同色のブラジャーを着けて、カップの中にはストッキングを詰めて、やはり同色の薄い
 キャミを着けました。
 洋風タンスに付いている鏡の中には白い肌をした女が写っています。
 私は嬉しくなってクルリと廻っていました。

  次にもう1方の洋服タンスを開けて、薄い緑と濃い紺色のチェック柄のワンピースを
 取り出しました。
 『今度、翼様が入らっしゃったらば、このワンピースを着てお出迎えをしよう・・』と
 思っていたノースリーブのワンピースです。
 前に付いているボタンを全部止めると、詰め物をした胸が大きく張り出しています。
 私は豊満な乳房が欲しくって溜まりません。近い内に豊乳手術を受けて大きな乳房を
 手に入れる積りになっておりました。

  着換えた私は翼様がいらっしゃるまでの間にお化粧をする積りです。
 この3日間(正確に言うと2日半ですが・・)お尻を開発することだけを考えていま
 して、お化粧まで考えなかったのです。
 毎朝30分足らずでお化粧をする妻を見ていまして、『お化粧なんて、簡単だわ・・』
 と思っていたのです。
 前妻の使っていた鏡台はまだ押し入れの中にありまして出してはいませんので、洗面所
 の鏡を使ってお化粧です。
 時計を見ますと、翼様がいらっしゃるまで1時間を切っておりました。急いでお化粧に
 取り掛かりました。

  まず、薄い髭を剃って洗顔をします。それから下地クリーム塗ります。
 次に、化粧クリームをその上に塗って白粉を叩きます。ファンデーションも塗りました。
 お化粧の手順は前妻が毎朝行っていたのを見ておりましたから、大体は分るのです。
 お化粧道具の中に付け睫毛がありました。それを付けようとしましたが両方の目を瞑
 ってしまって上手に行かないのです。
 「わたしってこんなに不器用だったのかしら・・」とちょっと呆れると同時に、付け
 られないことに悲しくなっておりました。
 アイラインを入れて、アイシャドーを塗って頬紅を差して眉を描きます。
 鏡を覗き込みますとパンダのお化けが写っていました。
 「お化粧品の使う量が多いのだわ・・」又、独り言です。(つづく)
 
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