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小説 舞の楽園 ( 息子の友達 )


         息 子 の 友 達    { 49 }
   「お上手ね・・」
 光太様の優しさでしょう。そう云う態度が私には非常にありがたかったのです。
 気が楽になった私は冗談に紛れさせてそう答えていました。彼の気を引くようにと付け
 睫毛をした目をパチパチとすることを忘れてはいません。
 「ベッドへ参りましょう・・か?」
 コーヒーを啜った私は、彼の私の裸の姿を見る視線が獣のように変わって来たことを
 知っております。
 もう若い彼は、私が肉親であることも忘れて欲情をして、ズボンの中味がパンパンに
 張っているのっでしょう・・
 私もそんな・・まだ見たことも無い彼の男性自身を想像してオマ〇コにお汁が溢れて
 来たようです。悪い父親です。
 「う、うんっ・・」
 赤くなった彼はコーヒーをガブッと飲み込んで噎せています。

  「自由にして・・いいのよ・・」
 彼が来るためにメーキングした糊が効いたベッド脇に立った私は彼の方を向いて付け
 睫毛をした目を伏せました。
 何時も翼様をお迎えする時には付け睫毛はしないのですが、今日は特別な日なのです。
 あんなに小さく可愛かった光太様は、今は翼様ほどではありませんがスッカリと大き
 くなられて、私を上から見下ろしているのです。
 「ひかり。いいんだね・・」
 光太様を私がもう息子だとは思っていないように、(いえ、息子だとは思ってはいけな
 いように)光太様も私が父親でと言うことを忘れたいのです。

  「ひかりを抱きたかった・・」
 両腕の上からギュ~と抱き抱えられて、逞しくなった胸にしがみ付く私の赤い紅を塗っ
 た唇に吸い付いて来ました。
 まだ女の人ともキッスもしたことがないのでしょう、乱暴なキッスでしたが、私は感じ
 てしまいまして裸のお尻を振ってしまっております。
 SEXのベテランの女性を装っていました私ですが、童貞の彼のキッスにメロメロにな
 ってしまっています。
 きっと・・近親相姦と云う魔味に痺れてしまったのかも知れません。

  キッスをしながら倒れ込んだベッドの上で、彼の右手はベビードールを捲り上げて
 何も着けてはいない巨大にした白い乳房を掴んでいます。
 「はあぁっ・・や、優しくして・・」
 柔らかい乳房が変形しております。翼様とはまた違った愛撫に快感が湧いてきます。
 ベッドの上に私の背中を押し付けて光太様は私が唯一身に着けていたベビードールを
剥ぎ取ってしまい、上から私の顔を見ているのです。
全裸にされた私は目を瞑って息子に見られている羞恥で震えていました。

 「可愛い・・よ。ひかり・・」
もう息子では無く逞しい男性に変身している彼は欲情に潤んだような声で言うと、再び
唇を奪って来ました。2回目だと云うのに舌を差し込んで来るのです。
陶然と裸の下腹に彼のズボンの中の怒張が当たっているのです。
彼の私を抱き締めていた右手が、脇腹を滑り降り無毛の下腹に下っていきます。(つづく)
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