小説 舞の楽園 ( 息子の友達 )
- 2020/11/01
- 23:36
息 子 の 友 達 { 53 }
しかし。私は翼様を愛してしまっていました。
ひかりと云うこのような肉体になっても、翼様に捨てられるのは怖いのです。翼様の
おっしゃることには絶対に、いえ無条件に従ってしまいます。
実のところ・・光太様のオチ〇ポも忘れられなくなっております。
『翼様の了解さえ取って頂けるなら、光太様に抱かれたいわ・・』と思っています。
黙って頷いた私の紅を塗った唇に光太様の唇が被去って参りました。
その口付けはもう自信に溢れているようです。
「彼女に・・優しくして上げて下さいね・・」
永い永いキスの後で、彼の顔に付いた紅を拭き取りながら、私はそっと呟いていまし
た。
< 後、4年間 >
来年は、翼様は東京の大学に進学する予定で、今一生懸命お勉強に励んでおります。
どうやらお父さまの後を継いで外交官になる積りです。
高校でも一・ニの学力の翼様ならば、ストレートで一流大学へ進学することも可能だ
・・と思われております。
彼の夢の為だったらば、私は何でもして上げる積りです。翼様の夢の為に私が邪魔
になって「別れてくれ・・!」と言われたらば私は非常に悲しいけれど、彼の為に身を
引く覚悟は出来ている積りです。
翼様のお父様はアフリカのガーナからメキシコに転勤なさったようです。
「日本には当分帰ってこないだろう・・」と翼様はおっしゃっています。外交官と云
うお仕事も大変なお仕事ですね・・
以前、翼様はお爺さんやお婆さんに女になった私を紹介しようと考えたようですが、
流石に私はお2人にお会いすることが出来なかったんです。
でも・・翼様は私のところに来ることをお2人には黙認させているようです。今では
公然と私のマンションへいらしています。
翼様の押しが強かったのだと思いますが、今では私のところにいらっしゃる方が多く
なっているのです。
私の家に泊まる条件としましては、学校の成績は絶対に落としてはならない・・
ことが条件のようで、私を抱いた後に寝物語に聞いたことがあります。
翼様が頻繁に私の家にいらっしゃるようになってからは、息子の光太の使っていた部
屋を明け渡して勉強部屋としました。
翼様が学校からお帰りになると、お風呂に一緒に入って1度私のオマ〇コを貫いてか
ら、勉強部屋に籠ります。お夜食などを作って持って行くと、夜遅くまでお勉強を
なさっているのです。
『息子の光太も翼様の1/10でも勉強してくれたなら・・』と時々考えてしまいます。
こればっかりは私には如何しようもありません・・
翼様が大学に入学されたらば、後4年間は今と同じ生活を続けることができる・・
と思いますが、その後のことは全然分からないのです。
翼様がオンナになった私を必要として下さる間は私は一生懸命に翼様にお仕えし、お尽
くしする積りです。
だって・・私の頭の中で中には翼様しかいらっしゃらないのですもの・・・(おわり)
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