小説 舞の楽園 (障害者の息子 )
- 2020/11/12
- 23:43
障害者の息子 < 11 >
正人は異常な快感に喘ぐ私の声を聴いたからでしょうか、強く、弱く強弱を付
けて乳首を吸っています。そして、乳首の周囲の盛り上がりを見せているお肉を円を
描くように舌を這わせているのです。
まるで、SEXのベテラン見たいな仕草です。
正人の唇はお腹から脇腹に移ってきています。
「あ、あっ。あっ、あああ・・・」
私の声は途切れることがありませんで、自分でも嫌になるほどの女声で快感を訴えて
います。
脇腹に口を付けられた時には、擽ったかったのですが、それも快感でした。
「後でね・・・」
正人の声が聞こえています。腰の両側を舐めた舌が私の性器を素通りしまして、右の
太股に移って来ました。
漠然とですが、当然脇腹の次は薄い叢の性器を舐めて貰えるものと期待していた私は
肩透かしを食らったように感じています。腰が上下に動いておりました。
彼は意地悪なのです。
しかし、ホモでもない彼が相手の男性器を舐めるなんてないですよね・・・
私は軽い失望感を味わっていました。
右足の太股から脚を下って足の爪先まで舐めてくれて、左足も同じように丁寧に舐
めてくれて私は感激です。
『お風呂で綺麗に洗っておいて良かったわ・・』と快感を与えてくれる彼に感謝をし
ております。それと共に、『それだけ愛してくれているのだわ・・・。彼にもお返しを
しなくてはならない・・・わ』と決心しております。
普通の男女の仲でも、足先まで舐めてくれる男の人はそう居ないと思えるのです。
私は妻には、乳房には口付けをした記憶がありますが、他のところまでは舐めた記憶が
ありません。
両の足の足元まで舐めて私を善がり泣かした彼はちょっと私の身体を押しました。
「うつ伏せになれ!」と言うことだと私には解かりました。もう何も言わなくとも、
以心伝心です。
「白くって・・・綺麗な背中だ・・・」
うつ伏せに寝ましてポッチャリとお肉の付いた白い背中を見まして、彼はそう呟き
ます。
理佳と云う女になった私には嬉しくなる言葉でした。思わずお尻を振っています。
裏返した私の首筋から始まって舌は肩先から背中に移って来ます。
「あうっ・・・」
背筋に沿って舐め降ろされた時には、私の食い縛った歯の間からは、一際大きな悲鳴
が漏れていました。そんなところにも快感の壺があるなんて考えもしなかったのです。
太股の後ろを舐めた舌は、足の指をも舐めてくれています。
私は全身が性感帯になったようで、唯 悶えることしか出来ませんでした。
『いよいよお尻だわ・・・』とボンヤリと考えておりました。(続く)
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