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小説 舞の楽園 ( オトコとオンナの関係 )

    
         オトコとオンナの関係    ( 4 )
   いきなり扉を開けられた父の驚愕は、その淫らな行為に陶酔していただけに大きな
 ものでした。
 僕が驚くよりも、父の方が驚愕が大きかったと思います。
 それは・・そうだと思えます。誰も訪れないと思っていた部屋の扉を・・いきなり開け
 られたのですから・・。
 誰にも知られたく無い自分の恥態を見られてしまったのですから・・
 しかも・・1番知られてはいけない息子に見られてしまったのですから・・当然だと
 思います。
  
  「イヤ~ァ。見ないでェェ・・」
 自分のあられもない姿を僕が目を丸くして呆然と見ていることに気付いた父は叫んだ
 のです。それも・・女のような声で・・いえ女そのものの声で叫んでいます。
 今まで女になり切って、男の人に入れられている感覚で喘いでいましたので、直ぐに
 は男に戻れなかったものと推測したいのです。それとも・・僕のジーパンの中のもの
 が瞬時に大きくなって突き上げたのを見たからでは・・それは・・無いと思います。
 父の上げた声はまさしく女の叫びで、女のイントネーションだったのです。

  そんな声を上げてしまった父はその声とその行為を恥じるように赤くなりました。
 そして、焦って起き上がったのです。
 たぶん、焦ってしまってお尻にバイブを飲み込んでいることを忘れてしまったとし
 か、僕には考えられません。
 ジージーと動いているバイブの入ったお尻を布団に押し付けて、慌てて起き上がろ
 うとしたのです。
 「ギャ~ァ~」
 父の悲鳴です。動いているバイブを止めるどころか、お尻の穴に差し込んだままお尻
を突いてしまったのですから、肛門に思い切り深くバイブが入り込んでしまったので
す。
「イタイ・・」とは言いませんでしたが、否、恥ずかしくってとても言えなかった
のかもしれません。
バイブは深く入り込んでしまったみたいで、布団の上の父は眉を顰めて苦しそうに
身体を丸め、いかにも痛そうに手で股間を押さえていました。
ブルブルと震えてもいたようです。

     < 僕の欲情 >
  父は162cmで60kgくらいで、それほど太ってはいません。
 身体も丸く、今時の男の人としては小柄です。そして・・これが1番大事なことです
 が、女性見たいに色が白いのです。
 僕の小さい頃死んでしまったお婆ちゃんに似ているのです。
 そこへ行くと、僕は母方のお爺さんにソックリだそうで、身体も大きく180cm
 近くもあり、色も黒い方なのです。
 母方のお爺さんは剣道をしており、国体にも出たこともありましてスポーツマンだ
 ったという話です。(つづく)

  
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