オトコとオンナの関係 ( 17 )
1週間ぶりに2人が逢う所為か早苗はますます妖艶なマゾ女になって行きます。
それと正反対に僕はSに、早苗は嫌がるどころか喜々として僕の命令を聞くのです。
特にSEXに於いては「はい・・恵介様」と言ってどんな要求でも受け入れて、どんな
体位でもさせてくれるのです。
あれは確か・・早苗をオンナにした夏季休暇から1月半ばかりした10月の中程の暖
かい日だったと思います。
「あなた。いらっしゃいませ・・」
早苗の部屋を訪れると、お化粧をして綺麗になった早苗が迎えてくれたのです。
その頃の早苗は「まだ化粧が下手だから外出はできないわ・・」と言って外出はしませ
んでしたが、僕が家から持参して来た死んだ母親の着ていた衣装を着けていたのです。
その時の早苗は薄いピンク色のスカートに白と細い茶色のストライブの入ったブラウス
を着ていました。
女になった早苗には母の洋服が良く似合っていました。
僕の母は髪の長い綺麗な人でした。そして上品な物言いをする人だったのです。
僕は早苗に、母親のような物言いをさせる積りになっていましたが、早苗は僕がその
ことを言い出す前に僕の意向を察していました。
だから・・僕のオンナになってからは、優しい女言葉で上品に接してくれています。
僕はそんな早苗を失いたくはありません。
夏休みの間に、僕はデパートへ足を延ばして、ショートボブのウィッグを買って来
ました。
「これを着けてご覧・・良く似合うと思うよ・・」と早苗に与えたのです。
勿論、僕の小遣いからではありません。代金は早苗の懐からです・・
そのウィッグを着けた早苗は母親とそっくりです。
その夜は、ウィッグを被った早苗を4度も貫いたものです。
SEXが終わって浴室でシャワーを浴びている白い裸身は、月の光に照らされて全裸
の貴婦人が立っているのかと思ったほどでした。
こうして早苗は実質的にも女に近づいて、僕はもう父親だとは思ってもいません。
しかし、平日の昼間は、早苗は男性に戻って会社へ行くのです。
僕には愚痴を言ったり弱音を吐いたりは決してしませんでしたが、男から女へ・女から
男へ戻るのは相当に苦しかったと思うのです。
会社には絶対にバレないようにと気を使い、僕のいない夜も部屋の中では女に変身して
いるのです。
会社の定年退職を心待ちにしていたと言っても、だれも文句は言えないと思うのです、
< バンコクへ卒業旅行 >
「早苗。僕も大学を卒業だ。何処か遠くへ旅行にでも行かないか・・?」
卒論も書き終わって会社も決まって、卒業を待つばかりになった2月のある日、早苗を
貫いて放出した後に、タバコの火を消した僕は仰向けになりながら言い出したのです。
「そうね・・恵介さんの卒業旅行ね。どこがいいかしら・・ね」
「外国の方が安いらしいよ・・。バンコクなんて・・如何だい?会社は休めるか・・?」
友人が「バンコクは良かったぜ・・」と言うのを聞いていた僕は提案したのです。
『ニュウハーフの国だったらば・・男から女になった早苗を連れて歩いても、違和感は
ないだろう・・」と期待したのです。(つづく)
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