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小説 舞の楽園 (オトコとオンナの関係 )


          オトコとオンナの関係    ( 31 )
  「ああ・・そうですか? 僕も早苗には体毛は生わせてはいないのですよ・・そうだな
 !早苗・・」
 「な・・!」
 ショッキングな出来事に、僕は焦ってしまったようです。そう言って、再度早苗の方を
 振り返って、早苗に同意を促していました。

  人間と言うものは多少の差こそあれ、SかMの気質を持っていると思うのです。
 でもそれが生活の中で顕著に出てくる人は稀でと思うのです。・・それが顕著に現れた人
 達が僕等であり、斎藤さんご夫妻だと思うのです。
 僕はその当時は、頭の何処かで、Sの人はMの人よりも上に立っていると考えておりま
 した。
 しかし・・プレイの時は別にして、本当はそんなことは無いと言うことも理解しました。

  でも・・マークⅡの車の中では、早苗が父でありマゾ女として僕に奉仕をしているの
 だ・・と云うことを告白してしまいましたし、斎藤さんも自身がマゾであり育子女王様
 に奉仕をしていることを告白してしまったので、もうプレイは始まっているような雰囲
 気でした。
 僕は早苗に「そうだな・・?早苗!」と思わずキツイ言葉を掛けてしまったのです。
 早苗もプレイに入ってしまったのを感じて気圧されたように「ハイ・・」と頷いてしま
 ったようです。

  「あらっ・・恵介さんも・・?そうよね・・マゾの奴隷には体毛を生やしていては
 可笑しいわよ・・ね。いつも・・ツルツルにして置くように命令しているのでしょう?」
 最初は夫婦の間の秘め事は恥ずかしいのでしょう、内緒にして置こうと考えていたよう
 な育子さんも、その車内の雰囲気に飲まれたように言っています。

  「恵介さん。ちょっと・・早苗さんをお借りしてもいい・・?」
 僕が次の言葉を探していると、育子さんが聞いて来ました。
 僕が後ろを振り返ると、もう育子さんの右手が早苗の肩越しにワンピースの上から乳房
 を揉んでいました。
 早苗の乳房は毎日服用している女性ホルモンによってか、それとも僕が逢う度に掴み上
 がている所為か、もう中学生の乳房ぐらいには大きくなっているのです。
 育子さんの左手は早苗のワンピースのスカートを捲り上げて太股まで露わにしまして、
 ストッキングの上から太股を撫ぜていました。
 それが・・暗くなったり明るくなったりする光の中で見えていました。

  「アア・・ウッ・・」
 早苗の溜息にも似た喘ぎが密かに聞こえています。
 首都高速に入ったマークⅡの車内は、先程よりも街灯が多くなったのでしょうか、明る
 く照らされる時が多くなり、ストッキングだけでは無くガーターベルトも見えています。
 早苗の太股の震えまでもが見えるようです。
 その嬲りを見た僕は、『育子さんはレズの女王様もやったことがあるのじゃないか‥』と
 思ったものです。
 「イヤ、イヤッ・・恥ずかしい・・・」
 早苗の小さな拒否の声が聞こえていました。(つづく)
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