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小説 舞の楽園 ( オトコとオンナの関係 )


          オトコとオンナの関係    ( 33 )
   送ってくれた斎藤さんに、僕は感謝の気持ちもありました。それから・・お2人の性
 生活にも興味を抱いていました。
 「もしかすると・・4人でプレイに入るかも・・」と言う期待もありました。
 車の中で微かに喘いでしまった早苗もそう思ったようです。しかし・・『お2人を家に入
 れたらば、早苗自身が恥ずかしい思いをすることになるかも知れないわ・・』と考えた
 ようです。
 けれども・・『僕の意思がお2人を迎え入れようとしていることを知っていますので、僕に
 融合しなければならないわ・・』と思ったのです。

  育子さんが頷きました。
 「それじゃぁ・・ちょっとだけ・・お邪魔しましょうか・・?」
 マゾ犬から男に戻った斎藤さんが言いました。
 僕が家の鍵を開けて、マークⅡから降りた斎藤さんと育子さんを家の中に招き入れました。
 2人にソファーに座って貰って、早苗がコーヒーとお菓子を出しております。
 1週間ほど留守にした家の中は冷え切っていまして、流石にプレイをする気にはなれま
 せん。

  「しかし・・驚いたわ、早苗さんが男で、恵介さんのお父様だなんて・・何処から見
 ても・・上品な悪様って感じよ・・」
 「あなたも・・そう思うでしょう・・?」
 育子さんが僕の隣に座った早苗を見て、又そう言います。
 僕は「早苗が上品な奥様だ・・」と言われたことに優越感を覚えていました。
 「うん・・僕も・・テッキリ女性だと思っていたよ・・」
 斎藤さんも改めて驚いた見たいです。
 『育子さんが「あなた・・」と言うのはプレイではない・・と云うことらしい』と僕は
 考えています。
 これは後の話ですが、育子さんが「ポチ」と言ったならば、斎藤さんは犬になるスイ
 ッチが入るらしい・・ことも覚えました。

   男性2人と女性2人の4人でソファーに座って雑談です。
 斎藤さんご夫婦はことさらに明るく振る舞っているようです。
 早苗を女性として扱ってくれる2人に、僕は非常に気を良くしていました。早苗も
 バンコクの時のように笑顔を取り戻しています。
 「あなた。そろそろお暇しないといけないわ・・。初めての海外旅行で恵介さんも
 早苗さんもお疲れになっていらっしゃるでしょうから・・」
 そう言って育子さんが立ち上がりました。斎藤さんも同調しています。
 「是非、今度。わたし達の家へいらして下さいな・・。早苗さんの白い裸も見たいし
・・あなたもそうでしょう・・?」
育子さんが私達を招待しています。育子さんの口調は早苗に感化されたのでしょう、
何時の間にか上品な物言いに変っていました。しかし、その内容は露骨なプレイのお
誘いです。(つづく)

 
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コメント

No title

舞様、こんにちは。
物語はどんどん進んでいきますね。
海外旅行で、すてきなお洋服を買い、すてきな奥様として過ごせたなんてうらやましいですね。

これからは、4人でのお話しの展開ですね。
また、楽しみにしています。

ゆりさま

 いつもお世話になっております。
タイには行ったことがあるので、書かせてもらいました。
早苗はどんどん女らしくなります。
こうご期待。

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Author:舞
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