小説 舞の楽園 ( オトコとオンナの関係 )
- 2021/01/30
- 23:34
オトコとオンナの関係 ( 37 )
「そうね!早苗さん。あちらの部屋で脱いでいらっしゃい・・!ポチが居るから手
伝いをさせるといいわ・・」
キョロキョロと『何処で脱ごうかしら・・?』と思っていたような早苗を見て、育子さ
んが言いました。その言い方は年上の女性がず~っと年下の女性に対して言うような断
定的な言い方でした。
育子さんよりも10歳近く年上の早苗の年齢を知っている僕は可笑しくって仕方があり
ませんが、これも・・マゾ女の宿命でしょう・・
「ハイ」と答えた早苗が持参したバックを抱えて隣室に消えると、僕は育子さんと
眸を見合わせて頷きました。
それは・・お互いのプレイパートナーを交換し合おうと、暗黙の了解だったのです。
「暑くなって・・来たでしょう・・。お脱ぎになった・・ら・・」
上に着ていた黒紫色をした薄い上衣を脱ぎ捨てた育子さんはもう肩出しのロングドレス
です。健康的な両肩に紫色の細い肩紐が掛かっていて煽情的な眺めです。
その時の僕の衣装は5月の暖かな日でしたので、上は浅黄色の半袖シャツに下はジー
パン姿でした。
「そうですね・・では・・失礼して・・」
シャツを脱ぎ上半身を裸になり、靴下を摂りました。『ジーパンも脱ごうか・・』と思
いましたが、勃起している下半身が恥ずかしくって後にしたのです。
いずれは脱がなくってはならないと解っているのですが、『まだ・・その時ではない』
とも考えたのです。
僕の逞しい上半身を目にした育子さんの眸が光ったように感じているのは、僕の思い
違いでしょうか・・?
「これを・・持って下さいな・・」
隣室ではマゾ奴隷2人がお披露目の支度をしているようで、布ヅレの音が聞こえてい
ます。
斎藤さんの声がして、2人が出て来るようです。隣室と居間の境になっている扉が静
かに開きました。
まず・・斎藤さんが首輪を引かれて現れました。ポチになった斎藤さんは全裸で四つん
這いです。
大柄な身体には体毛は見当たりません。しかし・・首には太い黒い首輪が嵌っています。
その首輪からは太い引き綱が付いていました。顔は上げていましたが、流石に恥ずかし
いのか耳まで真っ赤になっております。
そのポチの首に付いた引き綱に引きずられるようにして、黒い引き綱を手にした早苗
が姿を現します。
早苗は全裸ではありません。白い裸身の上にサンタクローズのように白い毛玉のような
裾が付いた赤いネグリジェらしきものを羽織っています。それはとても薄くって早苗
の大きく膨らんだ乳房と濃い桃色の乳首も隠してはいないのです。
そして・・それはとっても短くて早苗の腰までしかありません。無毛の小さな性器を
隠してはいないのです。
このベビードールは僕も見たことはありませんから、今日のプレイの為に早苗が購入
してきたものと思われます。(つづく)
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