オトコとオンナの関係 ( 58 )
次の日、朝はユックリと起き出して育子さんの用意した朝食を食べてから、斎藤
さんの運転するマークⅡで森林公園へ出掛けました。
無論、早苗は何処から見ても女の姿です。
森林公園の中を散策して、帰りに遅い昼食をレストランで摂りました。
その間も、育子さんと早苗は姉妹のように仲良く腕を組んだり、レストランの席も隣
同士に座っています。見方によってはレズビアンのカップルのようでした。
「ネェ・・今夜も・・泊まって行かない・・?わたし。早苗さんが気に入ってしま
ったの・・」
余り遅くならない内にそろそろお暇しようと・・早苗と話していますと、育子さんが
頬を染めて流し目をするのです。
「隆子もいいでしょう・・?恵介さんに可愛がってお貰い・・!」
斎藤さんに聞くと云うより命令です。育子さんは今までプレイに入る時の合図は「ポ
チ」と言っていたのに、今は僕が名付けた「隆子」と云う名前を使っています。
「えっ・・でも・・明日は早苗は大阪に帰らないと・・」
どうしても明日中には早苗は大阪に帰らないと、営業部長としての仕事に支障が出る
ことを知っている僕は口籠りました。
僕が年増女には弱いことを見すかれているようです。
「早苗さんは明日中に帰ればいいのでしょう・・?東京駅まで隆子に送らせるわよ。
いいでしょう‥早苗さん」
今度は熱心に早苗を口説いています。
育子さんは2月にバンコクで会ってから、今日のプレイを非常に楽しみにしていたと
思われます。僕等の都合で、お会いする期間が空いてしまったことを、余程残念に
思っているのです。
「えっ・・でも・・」
話を振られた早苗は困惑して僕の方を見ました。完全に女になっている早苗は僕の
意向が無い限り、自分の行動を決定することなど有りえません。
「そうですね・・じゃぁ、早苗は15時の新幹線でかえりたいのです・・から、それ
に間に合うように・・」
僕はとうとう折れてしまいました。
実際のところ、僕も4人で淫靡なプレイを楽しんでいましたし、早苗と隆子の上に
男性として君臨できるのも、悪くは無かったのです。
『もしかしたら・・女王様として振る舞っている育子さんも抱けるかもしれない』
と云う期待もあったのです。
若い僕は精力には自信がありました。
昨日。4発も放出したにも関わらず、1晩寝るとまだまだ放出したくなっておりま
した。(つづく)
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