fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( 万引き )


         「万引き・6」
  (その4)
 「ヨシ、じゃぁこうしよう!俺はお前を抱きたい!!今晩1晩我慢して、俺に
抱かれろ!そうすれば、明日は解放してやろうじゃないか・・・」
「えっ・・・」
中年男の万は天と地が逆さまになったように驚いた。「自分はホモじゃない」と
言おうとして、口を開きかけたが思い止まっている。
「横村万を抱きたいのだ。その白い肌が堪らなく俺を誘うのだ。今晩1晩だけ
俺の女になれ!!そうすれば、何も無かったことにしてやる。どうだ?」
貢は息を乱して言っていた。こんなことを男に対して言うのは生まれて初めて
のことである。
白い肌をした万は下を向いて、しばらく考えていた。
「今晩1晩だけでいいのですね?貴方様に抱かれます。貴方様の女になります。
その代り、私の万引きの件は許して貰えるのですね。誰にも内緒にしていただ
けるのですね」
決心したように頭を上げて、念を押している。だけど、女になることが恥ずか
しいのであろう、顔面が紅く染まって声は震えていた。
貢は<やった>と思った。
異常とも思えるほど色白のこの男を、そして、女のように無駄毛の少ないこの
中年男を、今晩1晩にしろ自由に出来るのだと思うと、自身の男性自身が勃起
して来るのを覚えている。
「何でも言うことを聞くんだろう?・・」
貢は念を押している。
「・・・・・」
万は頷いた。頷くより仕方がなかった。観念した表情だった。
貢はズボンとパンツを一纏めに脱いで、それを後ろに放った。
大きな男性自身が飛び出した。それはもう、カチンカチンに張って腹を打って、
露さえ浮かべていた。

 「咥えろ!!」
全裸で畳の上に正座をしている万の前に大股開きに立って、口元にそのいきり
勃っている男根を持って行き、貢は命令した。
俯いて下を見つめていた万は、突然目の前に突き出された男根に吃驚した。
何よりも、その威容に驚愕した。
それは、万の男性自身に比べたら5倍はありそうな代物であった。とに角、黒
ずんでいて大きい。そしてそれは、男の性臭がプンプンとしている。
万には、自分の白っぽくて小さな包茎に対してコンプレックスがあった。チン
ポの大きさで男の価値は決まるものではないと頭では判っているが、やはり、
巨大な男根には敬意の念を抱かずにはいられなかったのだ。
万はその巨大さと、自分には無い性臭に負けてしまった。思わず、口を大き
く開けてその巨大なものを含んでしまっていた。
「自分は何をしているんだろう?幾らこの男の1晩限りの女になると約束し
たにしても・・・こんな行為を・・」と、思いながらも舌を絡ませていた。
「この逞しさと云い。この臭いと云い。これが本物の男なんだ。・・・ああ、
硬い・・・」
巨大な男の硬さと性の臭いにクラクラと酔ったようになっている。
思わず、口中にあるものに、自由にならない舌を絡ませて嘗め回していた。
「オウ、いいぞッ・・・」
貢は、今晩1晩だからといって。まだこの男に名前を与えていないことに気
付いた。ここで名前を付けることにした。
「万よ。今晩1晩は俺の女だろう?俺の女になったのだから、名前を付けて
やろうな。そうだ!万のまんを取って万子(まんこ)と呼ぼう!万子は俺の
女だ。万子、いいな!!」
男根を含んで急にしおらしくなった万に向かって言っている。
「フオィ」
口の中がイッパイの万は仕方なしに頷いた。どうせ、今晩1晩限りである
如何呼ばれようといいと思ったようである。
「万子。深く含め!咽の奥まで含むんだ!!」
太股開きになって万の前に立って、万の口に己の逸物を含ませている貢が
万の後頭部を掴んで自分の方に引き寄せた。
太く長い砲身を咽の奥に突っ込まれた万は、エズキそうになりながらも
エズクことも出来ずに、涙をホロホロと零した。
後頭部を押えている力は抜けず、しばらく砲身は咽の奥に留まっている。
呼吸は完全に止っていた。
万は、<このまま、呼吸を止められたまま死ぬんだ>と思った程だ。
後頭部の手の力が緩んだ。
万の咽の奥から、呼吸を止めていた巨砲が飛び出て来た。
涙が一杯の目をした万は、正座を崩して横座りになって喘ぎ続けていた。
寒かった部屋の温度は上っていて、もう寒くはない。(続く)
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!