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小説 舞の楽園 ( 万引き )


         「万引き・8」
  (その6)
 「万子。こっちに尻をむけろ!!」
万の稚拙だが、献身的と思える奉仕に貢は昂ぶりを覚えている。
言われた万は男根を口に含んだまま、貢の身体の脇にお尻が来るように身体を
回転させている。
短くなったタバコを消した貢の右手が、近づいて来た白いお尻を撫で回し、ま
だカラカラに乾いている鳶色の蕾ひ指が掛った。
「これじゃぁ無理だな。う~ん、ちょっと待て!軟膏が、オロナイン軟膏があ
ったはずだ」
独り言を呟くと、腹の上に横になってしゃぶっている万を制して、頭上の引き
出しの中から軟膏を取り出し、それをまだ硬く締まっている万のアヌスにぬった。
軟膏の効用で、流石に硬く引き締まっているアヌスも緩んで来たようだ。
「アッ、イヤッ・・アア・・嫌・・」
再び男根を含まされた口の端から、くぐもった呻き声が洩れる頃には万のアヌ
スは大分緩くなって来たようだ。
貢のゴツゴツした太い指を2本も飲み込んでいる。
「イタ~イッ。痛い。痛いんですぅ・・」
万は女のような悲鳴を上げた。
3本の指を集めて窄めて、やや強引にアヌスに押し付けた。又もや悲鳴が上っ
たが、指はスルリと入ってしまった。
ニヤリと笑った貢は、構わずにグニュ、グニュと掻き回してやった。
万のアヌスは大きく開いて4本の指も受け入れている。

 「万子。布団の上で仰向けだ!この上に腰を乗っけろ!!」
わざと「万子」「万子」と貢は連発している。
枕を取って万の腰の辺りに置いて、その上に全裸の万を仰向けに寝かせて、
下方に位置した貢は万の両脚を持ち上げて広く逞しい肩に担いだ。
貢は、以前から女の両脚を持ち上げて、屈曲位にさせて性交すろのが常だ
った。正常位や犬のように四つん這いの姿勢は、前の妻が拒んでいたのが
原因かもしれない。
両脚を褐色で力瘤が盛り上がっている肩に担いでしまってから、貢は前に
見たホモビデオのことを思い出した。確か・・・あれは・・そのビデオでは
・・・女役が四つん這いになって、後ろから男役が突っ込んでいたことを覚
えている。
しかし、この前にアナルセックスをした時には、この屈曲位の体制で商売女
のアヌスに旨く入ったのではないか。(そのときの女の痛がりようは、商売女
なのに半端じゃなかったことは事実である)
男も女も肛門の位置はそう違いがあるとは考えにくい、と、考えたのだ。
一方。丸裸の身に腰枕をされた万は、男と女は正常位で交わるものだと思っ
ていた。妻との性交もそれ以外の方法では交わったこともなかった。妻との
性交も今はほどんと、と言うより絶対に無かった。
今、この男は自分を女のように犯そうとしていて、自分も覚悟は出来ている
積りだ。しかし、こんな体位で犯されるとは・・自分の知識の内には入って
いなかった。
それに、犯されるまでに時間があると思っていた。愛撫をされると思って
いたのだ。

 貢は、万の白っぽい肢を広く逞しい肩に担いで、万の上に圧し掛かった。
無意識だろうが、万の肉体が硬直している。太く逞しい青筋まで立てた大砲
の先端が、グニュッとアヌスを突いたのだ。
「イヤーッ、怖いィィ。ダメですぅぅ~ダメッー」
万の恐怖にかられた悲鳴が上って、貢を振り落とそうともがく。
完全に男のイントネションに戻っていた。(続く)
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