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小説 舞の楽園 ( 万引き )


         「万引き・13」
   (その9)
 「おい万子。風呂に入らないか?洗ってやるよ!」
2発目も驚くような勢いと量で、叩きつけられた。抜かずの2発。
万はもうクタクタであった。万には考えられない。
しかし、今自分が、腕枕をして貰っているこの警備員の大男の疲れなど感じさせ
ないその体力と精力の強さには、畏敬の念さえ覚えていた。
浴室は冷え切っていたが、激しい運動をした2人には寒さを感じさせない。
このアパートの浴室は、浴槽と便器が1つの室のなかにあるタイプで、洗い場は
普通のものより広かった。
貢が浴槽の湯の温度を調整している間、浴室の扉の外で佇んでいた万は、急に
激しい便意に襲われた。ついさっき、2回も激しくお尻の中にしぶかれた多量の
精液が逆流してきたようだ。
「あのぅ・・おトイレへ・・・」
辛抱できないほど激しい便意だった。それでも恥ずかしいのかオズオズと口走
っている。
「トイレ? トイレはそこだ・・」
「あのぅ・・そこに居られたら・・」
最初はトイレの在り処を聞いただけかと思った貢は、なおも、尻をむけてお湯
の調整を続けていた。
しかし、万はそれどころではない。突発性の便意に足踏みまでしているのである。
万の悲痛な叫び声に貢が振り返ると、さっきまで赤く染まっていた貌が蒼くなっ
て震えているのに気が付いた。
<この男を本当に俺のものにしたい。そして、辱めてなおかつ優しく女にする
のだ>
切羽詰って震えている自分が剥いた白い丸裸を見て、貢は決心している。
「いいよ。万子そこで出せば・・」
焦る必要はなかった。貢は優しい声でクールに言っている。
「だって・・・」
万の固まってしまったような声が可笑しかった。
男に犯された女として、排泄の現場は絶対に見られたくはない・・と言う表情
がアリアリだったのである。
「万子よ。俺は構わないぜ。むしろ、万子の方が出るところを見せたいんと、
違うかな?」
ゴロゴロと音がし始めて、ブルブルと震えが大きくなった万の、今は血の気が
なくなった貌を覗き込み<これはヤバそうだ>と思いながらも、それでものん
びりと言ってやった。
「ああ・・・そんな・・」
もう我慢の限界を超えていた万は泣きそうな声を上げた後に、急いで便器に
しゃがんだ。恥ずかしさよりも便意の方が勝ったのだ。
“ブ、ブッ、ブブブヒィ・・”
座りきらないうちに肛門が開いてしまって、大量に注ぎ込まれた白濁の液体
と言うより、粘液に近い塊が飛び出していた。
「アアアッ・・見ないでェ・・恥ずかしいィィ・・」
肛門が凄まじい音を立てて震えて、万の悲鳴がその音を掻き消すがごとく響
いた。
恥ずかしさのあまり万は自然に、その白い脚を閉じて女座りををしていた。
<女としては1番恥ずかしい格好であるに違いない>と貢は思って、ニンマリ
と笑った。
白濁に茶色の汚れが混じって、浮いていた。(続く)
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