小説 舞の楽園 ( 粕谷整形外科病院 )
- 2021/04/06
- 23:47
粕谷整形外科病院 - < 5 >
終電の無くなった新宿の街でフラフラと歩いている若い男の子に声を掛けて拾った
子であった。
「行くとこらが無い」と言うので、近くのホテルは連れ込んだのだ。
その若い未成年の男の子は、身体は小柄ではあったが、体毛も処理をしていなく、あそこ
の毛も薄いが延び放題であった。しかも、高校時代に相当尻に入れられたと見えて痛が
どころか、男の言葉で「イイヨ!イイヨ!」と善がるだけで、自分から奉仕をしようと
する気も技術もなかった。
圭太は嫌になって、それ1回限りで止めている。
それからは、女装した男を意識的に探すようになっている。
しかし、女装した男と言っても、そんじょそこいらに居る訳ではない。女装している男
は普段は隠れているものだ。
必然的に圭太は、時間が出来ると独りでゲイバーを覗いては好みの女装男を探すように
なっていた。
そして、この初めて入ったゲイバー潤子で知っている男を発見したのだ。
その男は圭太の理想としている、女装が旨くて、小柄で色白で、華奢で女顔で、一見し
て男とは思えないような孝子であった。
{ チャンス }
「まあ・・先生たらっ・・・イケズ! 男の尻だなんて・・・」
孝子は寄り添って来て圭太の腕を取って軽く叩いた。そして、耳元で言った。もうすっ
かりと酒場の女になっている。覚悟を決めたのであろう・・・
「ビールを貰おうか・・・」
圭太が着ていた背広に手を掛けながら言ったのを見て孝子がママさんに「お願いします」
と言いながら、カウンターの扉を開けて出て来た。そして圭太の脱いだ背広を受け取っ
て、店の奥にあるハンガーに掛けている。
その孝子のしなやかな腕の動きに、圭太は女性を感じて嬉しくなったものだ。
ママさんがビールとお摘みを出して来た。
「君達も飲むかい・・・?」
「ママさんと孝子ちゃんとの出会いに乾杯だ!」
圭太は言い、3人はグラスを合わせた。
「よろしく・・・」
「宜しくお願いします~う・・」
肩も露な紫のロングドレス姿の孝子の白い腕の動きが、圭太には気になって仕方がない。
圭太は女のツルツルした腋の下を舐めるのが好きなのだ。綺麗に剃毛してある女の腋
の下を舐めてやると、最初は擽ったがるが次第に快感に変わって来るのであろう、女は
喘ぎ声を出し始める。
圭太は女に奉仕するのが好きなのだ。
額に掛かるウィッグのほつれ毛を撫で上げる孝子の腋の下が気になって仕方がない。そ
の腋の下には1本の無駄毛も見当たらずに、スッキリと処理をされている。
圭太は『孝子のツルツルの腋の下を舐めて啼かしてみたいものだ・・・』と思った。(続
く)
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