小説 舞の楽園 ( 粕谷整形外科病院 )
- 2021/04/26
- 23:03
粕谷整形外科病院 - < 25 >
「従いていらっしゃい!」
女の人の前に無毛の白い裸を晒すのは物凄く恥ずかしかったが、孝子はもう奴隷の立場を
理解していた。
全裸で平伏している孝子に君枝女王様は平然と言い、スタスタと部屋の中に入り込んで
ソファーに腰を下ろし、脚を組んだ。その足の爪先には真っ赤なペディキュアが施されて
いた。
自分のマゾ性に理解をしてくれる人に初めて会ったような気がして、孝子はゾクゾクする
ような身震いを覚えながら君枝の後に従っている。
「孝子。ここでは、あたしは女王様よ。圭太医院長はあたしのパートナー。マゾの孝子は
あたし達のオンナ奴隷よ。判るわね・・・」
「孝子がもし・・・大人しくあたしの言うことを何でも「はい」と言って聞けば、酷いこ
とはしないわ。可愛がってあげる!しかし、もしも反抗的な態度を取ったならば、体罰を
与えるわ・・・」
「いい。女奴隷さん・・・?」
君枝は『今夜10時頃にならなければ来ないであろう圭太が来る前に、孝子を自分の奴
隷にしてしまおう・・・』と考えていた。
自分のSEXは満足しないかも知れないが、この女奴隷を自分の支配下に置くことには興味
があったのだ。
孝子が意外に素直に全裸になって恭順の意を示しているので、ちょっといい気分であった。
「はい。君枝女王様。マゾの女奴隷孝子は君枝女王様の下僕でございます。このマンション
に君枝女王様がいらっしゃった時には、孝子は絶対服従をお誓いいたしますわ。ですから
・・・マゾの孝子を可愛がっていただきとうございます・・・」
孝子も凛とした君枝女王様に気押されるように絶対服従を誓っていた。
{ セックス奴隷 }
圭太は部屋に入った時に驚いてしまった。・・・と言うよりも、愕然としてしまった。
素っ裸の孝子が黒いランジェリーを羽織っただけの君枝の下半身に取り付いて、女陰を
吸っているではないか・・・。君枝は脚を開いて仰け反っていた。
圭太は早く病院を出たかったのだが、院長としての仕事が残っていたために、仕事を終
わらせてからではないと孝子のマンションは行くことは出来なかったのである。
しかし、圭太には自身があった。
確かにオンナにした孝子はマゾオンナらしき傾向はあるものの、女である君枝では物足り
ないものと思っている。『自分の男根がないとオンナにはならない』と思っていた。
君枝は院長室ではああは言っていたがレズビアンの気は無いと考えていた。
前医院長の父親と君枝の情事は知っていたが、父親の前では可愛い女であったのだ。
君枝と孝子はSとMであるが、2~3時間以内に結ばれるものとは到底考えられなかっ
たのである。
『君枝も抱いてもいい・・・』とさえ思っていた。『父親同様に抱いてやれば、可愛い女
になるだろう』と考えていた。
孝子も交えて君枝を抱いてやれば、孝子はどう云う反応を示すのだろうかと楽しくなっ
ていた。
それだけ自分の男根に対して、いや男根の効き目に絶大な自信があったのである。(続く
)
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