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小説 舞の楽園 ( 従業員の女になって )


     従業員の女となって・・(5)
「お前を犯す!」
リーダーらしい短髪のゴツイ男が履いているズボンを脱ぎながら、断定的に
私に向かって云いました。
私はその言葉に震え上がってしまいました。
そりゃぁ、私も大学へ行っています。
私の性器が小さいこともありまして、男と女の行為はしたことがありませ
んでしたが、犯すと言う行為はどのようにするのかはおぼろげながらですが、
知ってはいたのです。
蛇足ながら付け加えておきますと、本なので男と男の行為も知ってはいた
積りです。
「そんな・・許してください。・・僕は・・僕はSEXもしたことがないの
です」
本来ならば、「僕は同性の趣味はありません」と、言いたかったのですが、
その短髪の男が怖くて口に出来ませんでした。
「ほう。処女か?・・俺が最初の男になってやる!」
ズボンとパンツを一緒に脱ぎ捨てたボスの男は平然として言います。
その男の勃起したものは、驚くことに私の小さなものと比べて10倍は
あるんじゃないかと思われるんです。
しかも、ギンギンにいきり勃ってお腹にくっ付いているのです。
それは白い月の光の中でまがまがしく、私には巨大な凶器に見えたのです。
「いやぁ・・そんな大きいなもの・・入らないヨー。助けて~助けてくだ
さい」
私は突然のように叫び、暴れ出しました。
だって、男性の私にその凶器をぶち込むところはただ一か所しかありません。
私のアヌスだけであることに気ずいたのです。
けれども、私の悲痛な叫び声は波の音にかき消されて、夜のしじまに消えて
いました。
「往生ぎわが悪いぜ・・助けを呼んだって誰も来てはくれねえぜ」
「兄貴。早く犯っちまいましょうぜ。俺は・・俺はもう、我慢が出来ねえ
ヨー」
口々に彼の手下が叫んでいるのです。
私は絶望的な気持ちになりました。不思議と涙は出ていませんでした。
「おい・・オイルは如何した?こいつは処女なんだから、いきなり入れる
と使い物にならなくなるかもよ・・」
「後で、お前等もこいつを犯るんだろ・・?」
短髪のボスが剃り込みを入れた少年にヘラヘラと笑って言い、手のひらを
差し出します。
言われた少年は大慌てで、履いているダブダブの作業ズボンの足のポケッ
トからラブオイルを取り出して、ボスに渡しました。(続く)
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