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小説 舞の楽園 ( 或る人生 )


          或る人生     < 11 >
   「美しいアヌスですね。貞子さん。とっても・・綺麗ですよ・・」
 機械仕掛けのロボットのようにギコチナクわたくしの躯に触れている林さんから、
初めて御用以外の言葉が漏れています。
 林さんもわたくしを女として見て、好意を抱いているような感じがしました。 
 その言葉をわたくしは額面通り誉め言葉として受け取ったのです。
 全裸で四つん這いになったわたくしの肛門に施管がそっと押し当てられました。
 腸が丈夫だったのか、わたくしは浣腸などしたことはありませんでした。施管が
抜かれない内にもう軽い便意を感じていました。

  「もう・・ダメッ、ダメですっ・・。出ちゃうぅぅ・・」
 続けて100ccを注入されてしまったわたくしは、もう四つん這いの姿勢を保
ってはいられませんでした・・。浴槽に上体を凭れ掛かるようにして、痛くなっ
た腹部を抱えまして、鳥肌を立てて蹲ってしまったのでございます。
 突然ゴロゴロゴロとお腹が鳴りました。
 「あ・・あっちへ行っていて・・下さい・・」
 間欠的の襲って来る便意に、息も絶え絶えになりながら林さんにお願いしました
が、わたくしのお願いは聞き入れては貰えません。
 それどころか・・裸のわたくしを起こしまして、後ろから抱き上げたのです。
 必死に我慢をしているわたくしを、ちょうど赤ちゃんがシーシーをするように
抱えて、便器の上にお尻を持って来たのです。
 
  「イヤ・・イヤッ。恥ずかしい・・」
 林さんに膝裏を抱え上げられていることと、激しい便意で動くことの出来ない
わたくしは身を揉んだのですが、身体の大きな林さんはビクともしません。
 “ぶしゅぅ~っ・ブオゥ”
 大きな音と共に肛門が破裂したのです。
 お腹の中の汚物を止めようとするわたくしを嘲笑うように、一気に出てくるの
 です。
 わたくしは恥ずかしさの余り、顔を覆って泣き出してしまったのでございます。
 臭いがお風呂場に充満していました。
 頭の中が真っ白になってしまったわたくしは、以後は林さんの言うがままだっ
 たのでございます。


  林さんはその後2回お浣腸を繰り返して、最後にまた四つん這いにさせた
 わたくしの肛門にシャワーのノズルを外したホースの先端を押し付けて、洗腸
 をしたのでございます。
 その後、わたくしはこの洗腸には慣れたのでございますが・・えっ、どうして
 慣れたのか・・でございますか・・?
 う~んっ・・もし愛人生活を、わたくしの職業だ・・と考えますと、わたくし
 のアヌスは使用する上で大事なもの・・ですから、それを綺麗にして置かなけ
 れば・・なりません。
 汚物など絶対に付いたりしていては、殿方に嫌われてしまうと考えたのでござ
 います。

  お話を元に戻したいと思います。
 この洗腸には慣れたのでございますが、当時はお水を入れ過ぎたり、入れ足り
 なかったりして、SEXの最中にお水が出てきたりして大変でした。(つづく)
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