fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( 或る人生 )


          或る人生     < 12 >
   それからわたくしは体毛を全て剃られてしまったのでございます。
 林さんは会長さんに命令されていたようです。
 浣腸をされてしまって泣いているわたくしは仰向けにされて、腕を上げるように言われ
 て、腋の下を剃られてしまいました。元々薄い脇の下は2~3度剃刀が動くと真っ白で
 綺麗になってしまいました。
 それから、肢に産毛を剃り、恥毛に取り掛かりました。モヤモヤとしか生えていない毛
 は直ぐに真っ白な地肌に変っていました。
 赤ちゃんがオシメを替えて貰うように脚を持ち上げられて、お尻に生えている産毛まで
 剃られると、わたくしの躯はツルツルになってしまいました・・
 不思議なことに体毛を剃られる間中、真っ白な包茎の貧弱な男性自身は、皮を被っては
 いましたが起立していたのです。

  剃り跡を蒸しタオルで丁寧に拭って下さった後で、剃り残しが無いかどうか調べて
 いた林さんは満足そうに頷きます。
 触って確かめられて、全身を触れられて恥ずかしがっているわたくしに、何かを言い掛
 けましたが止めたようです。そして立ち上がったわたくしの剃ったばかりの包茎の男性
 器官に、いきなり口を着けて来たのです。
 「あっ・・」
 林さんの口中に含まれてしまったわたくしは驚いて、腰を引き口からは悲鳴が漏れて
 いましたことは言うまでもありません。
 しかし次の瞬間には、ペニスは解放されていたのです。そして何事も無かったかのよう
 に全身を拭かれ、またお姫様ダッコをされまして、ベッドルームに運ばれたのです。
 わたくしを含んだ林さんのお口の中が火のように燃えていたのを、今でもハッキリと
 覚えていますのよ・・

  「さあ・・貞子さん。お化粧をしましょう。その前に・・お洋服を着て下さい・・
 下着類はここに揃えてあります・・から・・」
 備え付けのクローゼットの扉を開けて、中のタンスの引き出しを引き出して、林さん
 が言いました。
 林さんは何故か赤い顔をしていました。

  真新しいタンスがありました。そのタンスも林さんが揃えたものらしいのです。
 そう言えば・・このお部屋に揃えられてある物は、全て会長さんの命によって林さん
 が昨日のうちに揃えたものらしいのです。
 よくこれだけの物を揃えられたものだと感心して、林さんには感謝の気持ちで一杯
 になりました。
箪笥の1番上の引き出しを開くと、そこには本当に迷ってしまうほどの色とりどりの
 パンティやブラジャーば小さく折りたたんでキチンと入っておりました。
 わたくしはそれを見た時に、『男と決別して女として生きて行こう・・』と決心した
 のです。
 
  「これが・・いいわ・・」
 自然と女言葉が出ていました。(つづく)

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!