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小説 舞の楽園 ( 或る人生 )


          或る人生     < 16 >
 
   「貞子や・・お前の裸を、良く見せておくれ・・!わしと貞子の記念の夜だから、一
 生忘れないように目に焼き付けて置きたいんだ・・」
 会長さんは永い間わたくしの唇を奪っていましたが、唇の離して上から覗き込んで掛けて
 あった毛布を剥ぎ取りました。
 「イヤイヤッ・・恥ずかしい・・」
 薄暗い照明の中で、わたくしは
「う~。可愛いのう・・貞子は・・。本当にわいの女(スケ)になってくれたのだね・・?
大切にするよ・・!可愛がってあげよう・・ね」
 会長さんはシゲシゲとわたくしの身体を見ています。そして、石鹸の匂いのする身体を優
 しく重ねてきたのです。
 わたくしを「スケ」と言う会長さんのワイルドな面と大迎な喜びように、大層感激して
 しまいまして、クスリと笑ってしまいました。

  「何が・・可笑しいのだね・・?貞子」
 「だって・・会長さんが女(スケ)なんて言うのですもの・・」
 会長さんの裸の胸の中に縋り付きながら『わたくしは女になったんだわ・・』と思いな
 がら甘えた声を出していました。
 「前から・・一度でいいから・・女(スケ)と言う言葉を言って見たかったんだ・・・
 嫌かい・・」
 恥ずかしそうに言うのがとても印象的でした。わたくしはそんな会長さんが何故かとっ
 ても可愛くなりまして、頚を捩って胸に顔を埋めていました。

  再度の激しいキッスの後で、唯一着ていたネグリジェを脱がされて、全身にキッスの
 雨うけましたのよ・・
 勿論、熊さんに剃られたばかりの脇の下も、股間の恥毛の跡にも、小さな包茎のオチン
 チンにも、会長さんは優しく口付けをしてくれたのです。
 その度にわたくしは「あっ、あっ・・」と喘いでおりましたことよ・・
 最後には四つん這いにされまして、お尻のホッペにも口付けを受けていました。無論
 アヌスにも舌が入って参りまして、喘がされてしまったのでございます。


  「舐めて‥おくれ・・!お前を女にするものを・・咥えておくれ・・よ」
 お風呂場から出ていらした時から全裸の会長さんはベッドの上に仰向けになると、切な
 そうにそう言いました。
 会長さんの分身を見ますと、それはもう起ち上っておりました。きっと、わたくしの
 白い裸身を見て興奮したのでしょう・・
 その分身は卵のように亀頭が大きくて、そして根元が切れ込んでいて、いかにも女泣
 かせの代物だったのでございます。
 あっ・・当時のわたくしは女泣かせの逸物なんて知りませんでしたのよ・・
 ご立派なものだと言うことは、自分自身の小さい皮冠りの砲身と比べて・・思ったの
 です。(つづく)
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コメント

この作品、とっても好きです。

舞様、いつも拝読させていただいてます。
今回の作品は、望まれて女性として迎えられるお話しですね。
少しずつ、身も心も愛されて女性になっていく、女装子にとって夢のようなお話しです。私も、こんな風に女にされていく、お話しは大好きです。
会長から、美しいランジェリーで、清楚に装い、夜は透けるようなお姫様ネグリジェで、悩ましく女装させられて愛される。
会長さんは、多分おじさま年齢の方でしょうね、
お話しの続き、楽しみです。

No title

 いつもお読みいただいてありがとうございます。
ある人生はアリアリの女装者の反省をかきました。
ゆり様の小説も素敵です。
これからもよろしくお願いします。

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Author:舞
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