小説 舞の楽園 ( 或る人生 )
- 2021/06/24
- 22:43
或る人生 < 24 >
エッ・・「元気な会長さんだな・・俺もあやかりたい・・ものだ・・」とおっし
ゃるのでございますか・・?
そうでございますわね・・。前にもお話したと思いますが・・60歳は幾つも超えて
いらっしゃる会長さんは本当にお元気でございましたのよ・・・
性経験の皆無のわたくしには男の人と云うものは、皆さんそう云うものだと思ってお
りましたが・・今になって考えますと・・特異体質の方だと思いますことよ・・
特に退院した夜などは、全身脱毛をしましたわたくしを・・何処もかしこもツルツル
スベスベになったわたくしを・・撫で廻されて、可愛がって下さって、寝かせては
下さらなかった程でございますのよ・・
もうわたくしも・・夜毎のSEXで良さが解って参りましたところの入院でござい
ましたので・・夜になると寂しさで泣いておりました次第で、3週間振りのSEXの
時は、会長さんの愛撫を喜んで受け入れまして「もっと、もっと・・」と言って
いた・・と冷やかされてしまったのでございます。
夏も終わりまして秋になりますと、今度は豊乳手術でございます。
この手術もたいしたことはございませんでした。SEXの度毎に、いえ会長さんが
いらっしゃる度毎にでございますわね・・会長さんに揉まれて、最初の頃よりも大分
大きくなっています胸乳にコラーゲンを注入したのでございます。
このコラーゲンが落ち着きましたらば、豊かになった乳を揉まなくてはならなかった
のでございます。
この揉まれると云う作業が本当に死ぬかも・・と言うほど痛かったのです。
この作業をしないと柔らかなオッパイは出来なかったのでございます。
今は、そんなことをしなくても・・いいように注入の物質を替えたそうですが、なに
しろ昔のことですから・・
「痛いのを我慢して揉み込まないと、形の良い柔らかな乳房にはならないぞ・・」
先生がそうおっしゃって、助手の方が男の力で本当に力一杯揉む込むのです。
されるわたくしの方は目から涙がポロポロと零れますが、助手の方は容赦がないの
です。
わたくしも大きくて形の良い、そして柔らかなオッパイに憧れておりましたので、
苦痛でございましたが毎日通院いさしました・・のよ。
その間は、お化粧もせずにスッピンの素顔のままに通院しましたのよ・・
「何故・・?」っておっしゃるのですか・・
だって・・お化粧をして病院へ行っても、涙でお化粧が全部取れてしまうのですも
の・・その位痛いのでございます・・よう・・
それに・・その頃になると、毎日飲んでいる女性ホルモンの影響か・・お肌もシッ
トリしてまいりまして、お化粧をしなくとも男性であることがバレないようになっ
ていたのでございます。
そして・・自然に女らしい仕草も出来るようになってもいたのです。(つづく)
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