fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( 或る人生 )


          或る人生     < 30 >
   
   わたくしの肉体は毎日欠かさず飲んでいます女性ホルモンの影響でしょうか、あっ
 もう、その頃には病院に行きましてホルモンのお注射はしていませんでした。
 それとも、会長さんに揉まれていたせいでしょうか丸味を帯びて、乳房はDカップを・・
 超えていたようです。
 乳首は男性の時の大きさよりも3倍くらいの大きさになりまして、布地が擦れたりする
 と飛び上がるほどに感じてしまうのです。
 もう・・ブラジャーは絶対に外せません。
 お尻の方も大きく張って参りまして、お洋服の上からは元は男であることなど、想像も
 出来ないようになりました。
 わたくしは完全な・・1か所を除いてでございますが、その1か所ももう起立をするこ
 とは無いのです。
 わたくしは完全な女体になったのでございます。

  あれは・・会長さんのオンナになりましてから、3年目の夏だったと記憶しており
 ます・・
 「貞子・・ちょっと・・縛らせてくれない・・か?貞子を縛って見たいんだ。貞子の
 その女らしい肉体がどんな風に悶えるか、見て見たいんだ・・!良いだろう・・貞子」
 会長さんに何時ものように愛撫をされて、男根を入れて貰いまして幸福感でイッパイ
 になっている時に、会長さんが言い憎そうに切り出されたのです。
 「えっ・・?でも・・会長さん、余り痛くはしないで下さい・・ね」
 わたくしは会長さんのオンナです。そして、会長さんが大好きになっておりました。
 会長さんの言うことには、嫌応はありません。この3年間に会長さんの意に逆らおう
 としたことは1度もございませんでした。
 わたくしは会長さんの胸に情事の後の気だるい顔を埋めて頷いていたのです。

  でも・・後になって考えますと、もしろ今までのSEXが余りにもノーマル過ぎ
 たのしょうか、、倦怠感みたいなものを感じていたことも事実なのです。
 当時のわたくしは肉体的には拘束されてはいませんが、精神的には充分過ぎる
 ほどマゾッ気が高まっておりました。
 だって・・男性、勿論わたくしの旦那様の会長さんのことでございます・・の申す
 ことには逆らえなかったのでございます。
 言い換えれば・・会長さんにそう言わしめたわたくしの方だったのではないかと思
 いますことよ・・

  その日はお部屋にあります有り合わせの紐やベルトを使いましてのプレイだった
 のですが、『これで肉体までも会長さんに束縛されてしまったわ・・』とマゾ心に
 火が点いてしまっています。
 拘束された姿を姿見で見せられまして、恥ずかしさも加えて充分過ぎるほど感じて
 しまいました。
 特に・・あの後ろ手に縛られる前の、両手を後ろに廻してお縄をお受けする姿勢を
 取ると、首が自然に垂れてしまう・・あの感覚を今でも覚えておりますのよ・・
 会長さんも初めてわたくしを縛ったことで興奮されたのでしょうか・・その日は2
 回も自由を失ったわたくしの腔内に発射されたのでした。
 1晩に2回もなんてことは、めったにないことでしたので、わたくしも驚いてしま
 いましたのよ・・・(つづく)
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!