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小説 舞の楽園 ( 或る人生 )


          或る人生     < 35 >
   「ウッ」、ウウウっ・・」
 わたくしの肉体に入っていらっしゃる会長さんのものが巨きく膨らんで、普段よりも奥深
 くまで入って来たように感じました。
今までにない凄い衝撃的な快感でした。
「イクゥ・・」
その瞬間は頭の中が真っ白になりまして、わたくしは深い陶酔感に襲われたのでございま
す・・



  何分間、頭の中が真っ白な状態が続いてのかはハッキリとはしませんが、軽い失神
から醒めまして目を開けました。
驚きました。グッタリとされた会長さんの頭が目の前にあるのです。
 二つ折りに縛られた肉体の上にグッタリとされた会長さんの身体が被さっているので
 ございます。
 肛門に力を加えて締め付けますと、会長さんの肉体とは別の生き物のような力強く、怒
 張した砲身が入っているのです。
 「ご主人様。ご主人様。如何なされたのですか・・?如何されたのですか・・?」
 今までに無かったことです。会長さんがグッタリとされているのを気付いたわたくしは
 驚きまして叫んでおりました。
 会長さんのお顔は見えていまして、会長さんは笑みを浮かべていらっしゃるようです
 が、呼吸は止まっているのでございます。

 「ご主人様。ご主人様ァ・・」
 唯一自由になる首を振りながら大声で呼び掛けますが、もう会長さんは何にも答えて
 は下さらないのです。ピクリとも動かないのです。
 「ご主人様。起きて下さいませ。ご主人様。起きて下さい・・」
 わたくしはパニックを起こしてしまって、そんなことを大声で叫び、穿った肉体を
 剥がそうと焦りました。しかし・・後ろ手に縛り付けられて二つ折りにされた身体は
 ピクリともしないのです。
 「助けてェ・・誰か・・助けて下さい!誰か・・」
 パニックを起こしてしまったわたくしは大声で助けを呼びましたが、マンションの
 お部屋からは大声で叫んでも聞こえないのです。

  段々と冷たくなって、重たくなって行く会長さんのお身体は、もうどんなに叫んで
 も足掻いても、外すことが出来ないことを知ると諦めて落ち着いて来ました。
 そして・・わたくしの肉体に入っていてまだそこだけは熱い、隆々とした会長さんの
 男根を意識をしまして締め付けておりました。
 会長さんとお会いしてから今までの楽しかった生活のことが走馬灯のように頭に浮か
 んでくるのです。
 わたくしを愛してくれながら、その行為の最中に突然亡くなられてしまった会長さん
 が、とても愛おしくなったのでございます。
 あっ・・会長さんのお身体は段々と冷たくなって来るのでございますが、わたくしの
 肉体に入っている会長さんの分身は熱く感じられるのでございます。(つづく)
 
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コメント

大変な状況になって

舞様、どうなって行くのでしょうか?

ゆり様

 後ろ手で縛られて動くことが出来ないままの状態です。
貴女もそのような状態だったのですか?旦那様は
3年間も意識がなかったのですね。かわいそうに・・貴女も、そのお方も・・

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Author:舞
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