或る人生 < 40 >
何時の間にかわたくしの傍に来られたのか、林さんに背中を優しく撫ぜられていました。
その時のわたくしの服装は素足に膝上30cmの淡いクリーム色の超ミニのスカートに、ノ
-ブラの上に薄い空色のノースリーブのタンクトップだけの室内着でした。
酔った林さんには刺激が強過ぎたのだと・・思います。
Dカップに膨らんだ大きな乳房と小さ目の乳首がタンクトップを突き上げて、明らかにノー
ブラということが判るような服装だったのでございます。
「貞子・・さん」
ノースリーブから出ているわたくしの白い細い腕を捕まえて、胸の中へ引き入れたので
ございます。
ハッとしましたわたくしの上を向いた唇は、男性的な厚い唇に塞がれておりました。
「イヤ、イヤ。林さん・・お酔いにな・・・」
そう訴えかけまいすと、今度は舌が入って来ました。
必死になって拒むのですが、腕を捕まえている力は凄くって、わたくしには身動きする
ことも出来ません。
林さんは熊のような大男でして、わたくしの倍くらいはあるのです。
林さんの普段の勤務態度を知っているわたくしでござますが、謹厳実直でとてもこの
ようなことをする人だとは思えません。
呆然としているわたくしのタンクトップは脱がされてしまいました。
「イヤッ・・イヤですぅ。助けて下さい・・林さん」
ノーブラのタンクトップを脱がされてしまって、必死になって飛び出してしまった乳首
隠そうと両手を乳房に置いていますと、スカートのホックを外されてしまいました。
逃げようと立ち上がると、空色のミニスカートは下に落ちてしまいました。
後はレースの白いパンティだけでした。
足をバタバタとさせて暴れるわたくしを玩具のように軽々と抱き上げると、ベッドの
上に放りだすように降ろしたのです。
そして・・最後の物を足から抜いてしまったのです・・
「好きなんだ・・好きなんだ・・」
丸くなりまして、股間の無毛の小さいものを晒して全裸で震えているわたくしに覆い
被さって来ました林さんは耳元で呟きましたのでございます。
驚きました。
まさか・・会長さんの秘書である、そして・・仕事に忠実すぎるくらい忠実な林さん
が・・そう云う言葉を言うなんて・・ 思っても見ませんでした・・
不意にあの6年前の自動車事故で脚を引きずっていた頃に、わたくしのペニスを口に
含んで下さったことを想い出しました。
あの時以来・・林さんには全裸をお見せしたことはございませんが、林さんはず~っ
とわたくしのことを見続けていたのです。
「1回だけ・・1回だけでいい・・!想いを遂げさせてくれないか・・?」
林さんの哀願を聞いたときには、わたくしは暴れるのを止めたとでございます。
会長さんには操が立たないけれども、林さんには一方ならないご恩がございます。
『想いを遂げさせてあげたい・・わ』と決心をしたのです。(つづく)
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