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小説 舞の楽園 ( 山小屋での出会い )


    
         山本小屋での出会い  <  15  >
   彼は決してオラオラ系ではありません。
 言葉は女性を尊重するがごとく優しいのですが、私を女性として辱めることに興味を抱き
 実践するのです。
 『わたしの彼は流石は男性だわ・・』と思い、私を女として見てくれていることを嬉しく
 思っております。
 彼はその端正な容姿と体格とで、私を女として見てくれる理想の男性なのです。


      < 私の決まった心 >
  お話をその土曜日の朝にもどしましょう・・
 その土曜日は、私が勤めている会社はお休みですが、彼の鋼管工場は休みではありません。
 彼との初めてのSEXが終わって疲れてウトウトとしていて気が付いたのですが、下階は
 ザワザワと人声がして機械が唸りを上げていました。

  私の全身の体毛を全て剃り取った彼は、その逞しい腕で私をお姫様ダッコをして、隣室
 のベッドへ運んでくれました。
 ダッコをされる時に、無毛になった白く可愛いおチ〇チンが脚の間から見えて、私は恥ず
かしくって仕方が無かったのです。
「自分で・・歩けますわ・・」と言っています。
彼は面白そうに包茎のチ〇チンを見て「いいから・・」と言って取り合ってもくれません。

  寝室には大きなダブルベッドがありました。
 その上に優しく降ろされた私は『このベッドで奥様と愛し合ったのだわ・・』と思うと、
 同じベッドで彼に愛して貰うことに『奥様に済まないわ・・』と云う気持ちが湧いて来
 まして、私はちょっぴり罪悪感を覚えています。
 その感情を彼も感じて分かったようで、ベッドの上方に立てかけてあった奥様の写真に
 手を伸ばして、それを裏返しにしたのです。
 「わたしで・・いいの・・?」
 『遅かったかな・・』と言った表情をした彼に、私は又聞いています。
 「いいんだよ。気にしないでくれ!女房も喜んでいると思うよ・・」
 私の気が変らないうちに・・とでも言うようにちょっと焦り気味にそう言うと、仰向けに
 下ろされた白裸に覆い被さって来たのです。

  これは、ず~と後の彼の話ですが・・
「女房は病院で息を引き取る時に、言ったんだ・・」
 彼は寝物語に話始めたのです。
 「『わたしはあなたに愛されて幸せだったわ・・。わたしが死んだら、わたしを忘れてあな
 たの幸せを掴んでね・・好きになったら、結婚してもいいわ・・』と女房は言ったんだ。
 「・・だから、お前は女房を気にしなくってもいいんだよ・・」
 彼は優しいのです。あの時の奥様の写真のことを忘れてはいないのです。
 本当のことを言いますと、奥様のことが気になっておりました。彼の言葉で気が楽になり
 ました。
 そして・・『彼を見守って下さいませね。必ずや彼を幸せにいたしますわ・・』と奥様の
 遺影に手を合わせて誓っていました。(つづく)











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Author:舞
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