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小説 舞の楽園 ( 部長は俺の恋女房 )


 
部長は俺の恋女房   { 27 }
   ちょっと惜しいのだが、『この2日間は夢を見ていたのだ・・』と思うことにした
 のだ。
 『夢の中で部長に会い、下着女装を見つけて、犯して俺のオンナにしてしまった・・』
 のだと考えることにしたのだ・・
 俺は夢の中の話を誰にも語る積りは無い。そして・・部長には悪いことをした・・と
 思ってはいるが、部長も充分楽しんようで、謝る必要は無い・・と思っている。
 『もし・・部長が誰かに漏らしたら・・』とは考えたさ。しかし『部長は訴えないだろ
 う・・』と確信している。
 この事件が公になれば・・俺は罪人になるかも知れないが、部長の方が傷つく・・と思
 うのだ・・
 兎に角、この2日間の出来事は『夢の中の出来事』としたかったのである。

  玲子は、否、部長は流石に全裸にエプロン姿では、玄関の外に出ることが出来ないで、
 玄関の内側に立っている。
 俺が外に出たとたんに、元の部下に戻ってしまったことを察したのであろう、引き攣っ
 た顔になった。
 「部長。またご招待をして下さい。昨日のブルーマウンテンも今朝のマンデリンもと
 っても美味しかったです・・」
 玲子を上司である部長に戻した俺は、手を脇に置いてキチンと頭を下げて部下の態度で
 礼を言った。
 「もう・・来なくてもいい・・」と部長が言い出したらば、如何しよう・・と思ってい
 たことは確かである。

  ところが玲子は(今や、俺の中では部長に変っていたが・・)玄関を出たところで、
 俺が部下に早変わりする・・とは思っていなかったようだ・・
 「えっ・・」と不思議そうな表情をしたかと思うと、見る間に可愛らしい顔が歪んで
 「そ。そんな・・」と言って、泣き出すのではないか・・と思った。
 しかし・・俺が玄関を出たところで部下の態度に戻したことで、会社に行けば自分が
 上司である・・ことに気付いたようである。流石に泣き出すことはしなかった。

  「はい。またご招待をいたしますわ・・そして・・可愛がっていただきとうござい
 ます。」
 瞬時にエプロン1つの裸を赤く色付かさて、身をくねらせながら言ったのだ。
 「じゃぁ・・待っていて下さい。何時もの時間に・・」
 犯した俺のことを許してくれているのだ・・俺は心から安心して、何時もの部長に対
 するように言っていた。可愛い女だと・・思いながら・・(つづく)















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