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小説 舞の楽園 ( 変身 { 経理部長の桂 } )


        変身( 経理部長の桂 )(10)
「分かりました。調べてみます」
伸介は出されたメモを読んで頷いてそう言った。
その日の午後、部長の松前桂が会議から戻ると、部長の机の上に箱が置かれていた。
その箱を開くと、真新しい携帯電話が出てきた。携帯の説明書の中に手紙が添えて
あった。
{この携帯電話を使って、メールで連絡を取り合いましょう。私の携帯の番号は
入れてあります}
部長は花咲伸介の机の方を見たが、伸介は出かけていていなかった。
その夜、自宅のマンションに帰った松前部長はお風呂に入ってから無駄毛を剃った
全裸をソファーに落ち着かせると、携帯の説明書を見てメールの打ち方を必死に
なって覚えていたのだ。
3DKのマンションには今は桂しか居なかった。
妻は3年前に病死しているし、子供はいなかった。
妻が死に別れてから、1回も性欲が起きなかった桂であったが、約週間前に伸介
に白い身体を弄ばれてから、伸介に命令されたかのように全裸で家の中を歩き回り
、家事をして、自虐を想像するようになり、自分のチ〇ポコを勃ててしまって
いる。
このところ、1週間に2回は自虐を想像しては、伸介に剃られてしまった白い
男性自身を擦ってオナニーをするようになってしまっている。
桂は自分が信じられないほど淫らになってしまったと思った。けれども、そんな
自分が愛とおしくって仕方がなかった。

 約1ヶ月前に、松前部長は満員の通勤電車の中で故意にお尻を触られたような
気がした。
そう云えば、昨日もお尻を触られたような気がしている。
しかし、後ろを向くことは恥ずかしくってどうしても出来なくて、知らん顔を
しているよりなかったのだ。
若いころより男には興味があったのだが、一流会社に勤めることになった今は
男色は封印していたのだった。
これをきっかけになって、以前から目に付いていたホモバーへ足を運んだ。
3回目のことだった。そのホモバーへ入るところを同じ会社の部下である
花咲伸介に偶然見られてしまったのだ。
伸介はくだんのバーへ入って行く部長の性癖に興味を抱き、サングラスを掛けると
そのバーへ入って行ったのだ。
その日はシヨーの日だったようで、シヨーが終わった後、全裸の男性が客席に
下りて来て客に男性自身を触らせるサービスをしていたのだ。
部長の桂も喜んで触っているのが伸介には良く見えた。
その晩に、店の前で桂を捕まえた伸介は、動揺している桂を旅館に連れ込んで
犯してしまったのだ・・

その夜のことは良く覚えている。
「部長がこの手の店に入るなんて思っても見ませんでしたよ。そして、男のチ〇ポ
を押し抱くようにして撫ぜているなんて・・キスもさせて貰っていたじゃないです
か・・?」
「部長にこんな趣味があるなんて・・思ってもいませんでした・・」
「会社には内緒に・・・」
同じ経理部の係長が大きな声で言うと、経理部長の桂は動揺して真っ赤になり、下を向いた。(続く)
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コメント

No title

出会いがそっち系統のバーだと安心しますよね~~。
いまでは増えつつありますよね。
ソッチ系統のお店には行ったことがないし、
あまり勉強していないから、良く知らないんですよね。。。

LandM様

 偶然そっち系のバーに行ったのです。
悪いところを見られましたね。
舞もそっち系のお店には1回だけなのです。

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Author:舞
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