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小説 舞の楽園 ( 変身 { 経理部長の桂 } )


        変身( 経理部長の桂 )(12)
 「でも・・も何もないだろう?早く脱ぎなよ・・」
伸介はこました女に対して言うように言って、手早く自分の洋服を脱いで、
脱いだ着衣を一纏めにすると、トランクス1つになった裸の腰を下ろしてタバ
コを咥えた。
その自信たっぷりな様子に圧倒されたように、部長の桂は背広を脱ぎ、ズボン
を降ろしていた。桂の頭の中には白い霞が懸かっていて何も考えられないよう
だ。
タバコに火を付けて煙を吐き出した伸介は脱衣している桂の方を見て、「オッ」
と思った。
前々から部長は色が白いとは思っていたが、抜けるように白いのだ。肌にも張
りがあり、腕にも足にも毛が見当たらない。今まで抱いた女は数知れないが、
どの女よりも肌理が細かくて色が白いのではないかと思われた。
もともと伸介は痩せて色が黒い女は相手にしなく、ほっちゃりした色白の女が
好みであった。
この時初めて、この上司である部長を抱きたいと思ったのだ。同じ会社の経理
部長を女にしたいと思ったのだ。
部長がコロコロと小太りのところも気に入っている。
「丸裸になるんだ!」
伸介は強く命令するように言った。
会社での上役と部下の関係の逆転を楽しんでいるような口ぶりだった。
「はい・・」
はや、白いブリーフ1枚になっている桂は霞が懸かっている頭を1つ振ると、
後ろを向いてブリーフを脱いでいた。
やや前かがみになって、お尻を突き出す格好の桂のお尻はツヤツヤと白く張り
切っていて、キラキラとベッドルームの灯りを反射しているようだった。
尻の形も伸介の好みの切れ込みが深く、綺麗な理想的な尻だなと思っている。

「浴室に行って、湯を入れてきてくれないか?」
着衣を脱いで所在無げにモジモジしている部長に、初めてホテルへ連れ込ん
だ女に対するように言っている。
流石はその方面ではベテランらしく、初めての女に用事を言いつけたほうが
親しくなれると云うことを知っている。
桂を先に浴室に追いやってからタバコを1本吸ってから、さっき部長の桂に
買わせたイチジクの袋を破いて1コ取り出して、それを手にゆっくりと浴室
に向かった。
浴室で桂はお尻を突き出して、湯加減を計っていたのだ。浴室はもう暖まっ
ていた。
「そこに、四つん這いになりな!」
湯加減を調節している桂の白い背中を見ながら伸介は言った。桂は怪訝な表
情を見せたが、素直に「はい」と言って、両手を突いていた。
「部長は色が白いね。昔から僕は色が白くて餅肌の女が好みなんだ・・」
白い肌を紅に染めている桂のお尻の方に廻りながら、伸介は言い、バスタブ
に腰を下ろした。
「背中にも、お尻にも1本の毛も生えていないんだね。綺麗な肌だ!」
自分の好みを教えてから、相手の肌を誉める。これも伸介の常套手段だった。
四つん這いの桂は背中の中心から、尻タボを撫ぜられて、ゾクッとして無意
識に身体をくねらせている。
小さい頃から、「女の子のように色が白い」と言われ続けて来たが、この部下
の係長の言い方には厭味は感じられない。むしろ、女として認めてくれたの
ではないかと思い、指先にも快感を覚えていた。

突然に、お尻の穴に異物が差し込まれた。
「アッ。何を・・・」
「お尻の穴も綺麗にしなくちゃな・・浣腸だよ。先程部長が買ってきたイチ
ジク浣腸だよ」
浣腸マニアの女を思い出しながら伸介は言った。
桂のお尻は伸介がそう言った時には、肛門の奥にズンと云う衝撃を感じてい
た。
「さあ、部長のテクニックを見せて下さいよ・・」
伸介は言いながら、潰した浣腸器を浴室の隅にあるシャンプー置き場に乗せ
ていた。(続く)
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コメント

経理部長の桂を拝見しました。

舞様、コロナが少し落ち着き、季節が進み寒くなってきましたね。
今度の作品は、部長を係長が思い通りの女にしていく話ですね。
また、お話しを楽しみにしています。

ゆり様

 コロナは落ち着くのでしょうか?本当に落ち着いてくれればいいのですが・・
この度の作品は最初の頃に書いたものです。
見られたものではないと思いますが載せました。

No title

そうですよね~~~。
男性との性交の場合には、浣腸が必須ですからね。
まあ、私もあまり詳しくはないですけど。
こういうことを描くのは非常に大切なのだと思います。
ちゃんと、官能小説は性を教える本なのだということを主張すべきなのです。

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Author:舞
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