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小説 舞の楽園 ( 秘密の場所 { 雄犬の彼氏 })


 \\\\\\\\        秘密の場所(雄犬の彼氏) -1
   (1)ジョー
 僕は横浜に住んでいるフリーターです。
学生時代はお正月ともなると、スキー場へ行って女の子なんかをナンパしてい
たりしていたものですが、大学を卒業するとそうはいきません。
就職はしたのですが、僕の体質には合わないと直ぐに辞めてしまい、それ以来
フリーターをしているのです。
学生時代とは違って親からの仕送りも途絶えてお金も無いので、今年は久し振
りに山梨の実家に帰ってお正月を過ごすことにしたのです。

 ところが、今年の正月は2日のことなんですが、獣姦を初体験をしたのです。
その日は親父もお袋も兄も初詣に出かけて、僕は家で留守番をしていたのです。
僕の家族は車で1月の2日の日は、2時間以上かかる諏訪大社まで初詣に出かけ
ることは毎年の恒例行事なのです。

 獣姦の相手は実家で飼っている雑種の雄犬で、大きさは中型犬よりも大きく
って、大型犬に近い大きさなのです。色は白に近い茶色の犬なのです。
この犬は僕が大学に入った年に前にいた犬が突然死んでしまって新たに飼い
始めた犬ですが、僕には良く懐いているのです。
僕も実家に帰ると、遊んでやったり散歩に連れて行ってやったりして、世話を
するので懐いているのでしょう。

 「ジョー。洗ってやろうか?」
あっ、実家の犬は「ジョー」と言う名前なんです。
起き出して来ても何もすることが無い僕は、暮れの29日に帰って以来1度も
洗っていないジョーをお風呂に入れてやることにしました。
昨日遊んでやって、ジョーは体中が真っ黒に汚れているのです。
夏ならば水を掛けてやるところですが、今は冬で凍えてしまいます。

 ジョーは僕の言葉が理解出来たのか、「クウーン」と鳴いてお風呂に入れる
ことを喜んでいるようです。
早速、お風呂を沸かして、僕は丸裸になりました。

 僕の実家の風呂場は天窓で明るくって、4人位は入れる小さな温泉並みの
広さの浴槽があるのです。その浴槽にはなみなみとお湯が溜まっています。
親父はこの風呂が自慢でして、明日は年賀に来た親戚の者が喜んで使うと思わ
れるのです。
毎年のことで、僕は分かっていました。

 「ジョー。お出で!」
素っ裸になった僕は、ジョーの首輪を外して洗い場に入りました。
「ジョー。こうして見るとお前、大きくなったなァ・・・」
僕が大学に入る時に貰われて来たジョーはまだ小さくて可愛い子犬だったので
す。それが4年も経つと、もうすっかり大きく逞しくなって成犬です。(続く)
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