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小説 舞の楽園 ( ルージュ )


         ルージュー(4)
   (3)勇次の奴隷女
 次の日の土曜日。勇次に犯されてアヌスからの出血の止まらない綾は、勇次
の許しを得て蒼ざめた貌で、駅前の肛門科のお医者様を尋ねている。
「酷いな。あまり使っちゃダメだよ」
お医者様は理由は聞かずに、治療をしてくれて、そう言った。綾は恥ずかしく
て「男に強姦されました」とは言えなかった。
帰りに、デパートに寄って化粧道具と女物の洋服や下着を数点購入している。
これは、お医者様に行くことと引き換えの命令だったのである。
「おい。綾。俺様がこの部屋に居る時は、おめいは丸裸になっているんだ!い
いな。忘れるんじゃねえぞ」
部屋に帰っても、昨晩2度目に犯されて以来丸裸に剥かれていたことを思い出
して涙ぐみながらも、シャツとスラックスとを脱いでいた。パンツは部屋を出
る時から履かせては貰っていなかった。
勇次は縞柄のパンツ一つで、綾のベッドを占領してタバコを吸っていた。
 
 「綾。そこにあるエプロンだけを身に着けて、飯を作るんだ!ご主人様が
腹を空かして待っていてやったんだぞ・・」
朝食も食べずにお医者様に行った綾に対して、しっかりと亭主気取りで命令し
ている。
もう、綾はすっかり従順になっている。この狂人のような男が怖くて、反抗
する気力も意思も無くしていた。無言でエプロンを着けて、台所に立とうと
した。
綾の無言の様子が不貞腐れているように勇次には映っている。勇次は「俺の
スケになったこの男の言葉を女の言葉に変えるためには、いいチャンスだ」
と思った。「より、奴隷女としての調教もしたい」と思っている。
「オイ、綾よ。返事はどうした。返事をしたくはねえのか?ご主人様に命令
されたら返事をせんかい!」
勇次は凄い声で凄んだ。流石は職業にしているだけあって、一睨みで綾は
震え上がってしまう迫力であった。
”ビシッ“
その上に、勇次は竦みきっている綾の尻にベルトを鞭代わりにして打ってい
る。
「ヒィーッ。分かりました。食事の支度をします・・だから・・」
女のような丸っこい白いお尻に見る見る赤い鞭跡が浮かび上がって、綾の
屈辱よりも恐怖で見開かれた眸に涙が露になって零れた。
「まだ分かっていねえようだな。いいか?綾は俺のスケなんだぞ!女がそんな
口をきくか?どういう風に答えればいいか身体に教えてやるよ!」
勇次は、猫が鼠をいたぶる爽快な気分だった。
今日は綾のアヌスが使用出来ない分だけ、この男を自分の奴隷、いや奴隷女
として調教しようと思っている。
「ご主人様。お願いでございます。もう、打たないで下さいませ。ご命令に
は無条件で従います。そして、必ず返事をいたしますから・・もう、打たない
で下さいませ。」
「裸にエプロンだけを着けて、美味しい朝食を作りまして、ご主人様に頂いて
いただきます・・・わ」
お尻が真っ赤を通り越してところどころに血が滲むまで、ベルトの鞭打ちを
食らって、やっとそう言って解放された綾であった。
ヒリヒリするお尻を抱えて、丸裸の上にエプロンを着けた綾は泣きながら
台所に立っていた。(続く)
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