小説 舞の楽園 ( ルージュ )
- 2021/12/25
- 22:37
ルージュ(6)
(5)イカされて・・
次の金曜の晩、綾の葛藤とは関係無しに勇次はマンションを訪れている。
チャイムの音と共に、まだあまり生えてはいない体毛を1本残らず自分で剃り上
げて、丸裸の身体を玄関に正座をさせている綾がいた。綾はそんな自分が情けな
いと思っていたが勇次に対する怖さがそうさせている。
「ご主人様。いらっしゃいませ」
全裸のまま、3つ指を突いて頭を下げていた。
「馬鹿牝め。鍵を下ろすんじゃねえ!俺が来る金曜は鍵を掛けるんじゃねえ!
馬鹿女」
勇次が入ってくるなり、いきなり怒鳴られて頬を張られて、竦み上がってしまっ
ている。
「はい。今度からはご主人様がいらっしゃるときは鍵を掛けません。お許し下
さいませ」
本当は、鍵を掛けてこの男を入れないようにしたいと思いながら、そう答えて
いる自分が情けなかった。
もし、勇次以外の人間が入って来たらと思うと鍵は掛けなくては、と思うが勇
次が恐ろしくて言い出すことが出来ない自分がまだらっこい。
「綾。言われた通りのことをやっているか?完全に剃毛をしてあるかどうか調
べてやろう!そこに立って良く見せてみろ!」
部屋の中に入って、スツールに腰を下ろした勇次は、下から綾の丸裸を観賞し
ながら、また恥ずかしいことを要求している。「今度俺が来るまでに、鏡を買
っておけ」帰りしなに勇次は命令していた。迷った末に購入して来た三面鏡の
スツールである。
「良く剃ってあるじゃねえか。ヨシ。今度はオマ〇コだ!オマ〇コを見せてみ
ろ!」
クルリと綾の全身を見回した勇次の次の命令だった。今度の恥ずかしい命令は
綾を打ちのめしたが従はないと、どんな仕置きが待っているのか見当もつかな
い。先週の体験でひどいものだと言うことは察しがつく。
上体を折り、真っ白なシミ1つないお尻を後ろに突き出して、両手をかけて
アヌスを剥き出しにしていた。
綾は細心の注意を払って良く剃毛をしておいて助かったと思っている。合格が
出なければまた責められるのは目に見えていた。
今度の命令も恥ずかしくって仕方がないが、勇次の命令に従わなければどんな
仕置きが待っているか分からなかった。真っ白なお尻を突き出して目を瞑った。
「ウム。この前の傷は治ったようだな。綾。浣腸は済ませてあるな?」
小さく閉じているアヌスを仔細に点検した勇次は、今日は綾が非常に従順なこ
とにご機嫌だ。
「はい。ご主人様。い、いつでもご主人様がご使用出来ますように、お浣腸も
洗腸も済ませてありますわ。けれども・・・」
出来ることなら、直りきっていないアヌスにこの男の玉の入った巨根は使って
欲しくはなかった。
また、切れてしまうに違いがない。痛みに対する恐怖が言わせている。しかし、
この狂人を怒らせたらば何をされるか分からないと云う恐怖が、痛みの恐ろし
さに勝っていた。
「けれども・・・何だ?」
「ご主人様。綾のオマ〇コを優しく可愛がって下さいませ。また、切れてし
まうかもしれませんので・・お願いいたします」
体毛を自分で剃ってツルツルの全裸の身体を椅子に座っている勇次の前の床
に平伏させて、綾は必死になってお願いしていた。もう、肛門科に行って恥
ずかしい診療も、あの刺すような痛みも耐えられないと思ったのだ。
「ヨシ綾よ。大分素直になって来たんだな。今日は切れないように、オイル
をたっぷり塗って犯ってやるよ」
勇次は綾が自分で「オマ〇コ」と言ったことに非常に満足していた。
前回の厳しい調教は勇次自身にもきつかったと思っていた。今回は飴を与え
る積りでいたのだ。
毎回、鞭だけではダメだということを経験上知っている。
そのためにラブオイルだけではなくワセリンも用意したあった。(続く)
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