小説 舞の楽園 ( ルージュ )
- 2021/12/28
- 22:58
ルージュー(9)
(7)マゾの奴隷女
次の朝、綾は勇次の腕枕の中で目が覚めた。「本当は男の腕の中で目覚めるこ
の様な生活がしたかったのだ」と思っている。幸せな気持ちだった。
そっと、眠っている勇次を起こさないように注意をしながら、勇次の腕から出た。
シャワーを浴び、昨日の暴虐によってヒリヒリと痛い肛門をなだめなだめ浣腸を
済ませてから、三面鏡の前に座ってお化粧を始めていた。
まだお化粧は下手ではあるが、勇次に喜んで貰おうとしている綾がいる。
白粉のパフを叩きルージュを引くと、そこには前日の自分とは似てもいない女が
映っている。
綾はふと田舎の両親のことを思い出した。
ヤクザのような男のスケに落されてしまった自分のことを知ったならば、どんな
に驚いて、どんなに嘆き悲しむだろうと思うと悲しかった。
田舎にはどんなことがあろうとも、もう帰ることが出来ないと諦めていた。
暫くは鏡台の中の顔を見つめていたが、首を左右に振り涙を払うと、唯一炊事
をする時だけ許されている小さなエプロンを身に着けて、台所に立って勇次の
為に朝食の用意を始めている。
ふとベッドの方を見ると、綾が起きた時に付けた暖房が効いてきたのであろ
う、ベッドの上で素裸の毛むくじゃらの大男が寝返りを打っていた。
上掛けが捲くれて旺盛な叢が顕になった。真っ黒な茂みは腹の上部のほうから
脚の方へと続いていて切れ目が無い。その一際盛大に生えている叢の中から
巨大とも言える大砲が、表皮を渋柿色にテカテカと光らせていた。
それを見た瞬間、昨晩のことがアリアリと思い出されている。
その太いもので犯されて狂わされたアヌスがズキンと熱を帯びて疼いた。
もう、堪らなかった。なにもかも捨てて、この男根様にお仕えしようと思った。
そして、裸身に羽織っていたエプロンを急いで脱捨てると全裸になり、無意識
のうちに男根を口に含んでいた。
分身があまりの気持ち良さに目を覚ました勇次は、寝ぼけ眼を開いた。
綾が全裸の身を体側に寄せて、男根を含んでいるではないか?しかも、昨日教
えてやったように咽の奥で男根を締め付けている。
「オウ。綾。イイゾ・・イイ・・」
目覚めた勇次が綾の長髪を撫でてやった。勇次の分身があまりの気持ちよさに
グッ、グッ、ググット巨大化して来た。
「飲みてえのか。綾?」
砲身を咥えたまま綾がコックリと頷いた。
ベッドから半身を起こした勇次の股間に綾の頭が上下に揺れて、勇次は放出し
た。
「綾。そのまま咥えていろ!」
やや張りが緩んだ男根を綺麗に舐め、口を離そうとする綾の頭を押さえ付ける。
「零すんじゃねえ。全部飲むんだ!」
声と共に尿道を突上げてくるものがある。
「アッ、オシッコ」
と、思った時には生暖かいそして、苦い水で口中が一杯になっていた。
零さないように必死になって苦いオシッコを飲み込んだが、1筋2筋と唇の端
から零れ落ちている。
激しい勢いのそれは嚥下しきれなくって綾の顎を伝わって下に零れて、素裸の
胸を伝わり正座の膝を濡らしていた。(続く)
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