小説 舞の楽園 ( ルージュ )
- 2022/01/04
- 23:24
ルージュ(その15)
「なんだ?綾。勃っているんじゃないか?」
「そうか?俺に犯られて気持ち良かったのか?」
放出してもなお勃起して質量を誇っている砲身が、ズリッとアヌスから抜かれ、
前向きに突っ伏した綾を裏返しにした勇次が叫んだ。
「あッ。イヤ。言わないで・・ご主人様」
勇次に指摘されるまで気がつかなかった。
自分の無毛で真っ白な包茎が、小さいながら硬くなっているのを知ったのだ。
無理矢理お尻を、否、アヌスを犯されたと言うのに、最初はあれほど痛かった
と云うのに、自分の男根が勃っているなどとは綾雄には信じられなかった。
そして、それを指摘された綾は真っ赤になり、思わず女のように顔を隠して
いた。
その様子を見た勇次は、本当に可愛く思え、この男をオッパイを大きくし、除
毛の手術を受けさせて、本物の女にしたいと思ったのだ。
綾は犯されて腫れぼったいアヌスに精液が逆流するのを感じて、股間にティシュ
を挟み込んでいる。
「綾。玉金を取って、女になれや!本物の女になって俺に尽くせや。可愛がって
やるぞ!そうしろ!」
「病院は俺の知っているところがいいな。玉金を取ってしまって、オッパイを
膨らまして、全身の毛を脱毛して、乳首も空豆くらいにして、そうだな・・
顔も可愛いけど・・ちょっと整形するか?」
アヌスから抜いたばかりで洗ってもいない男根を綾に口でキレイにさせながら
、勇次は今の思いつきを語っている。
「はい。分かりましたわ。ご主人様。綾は玉を取って女にならせていただきま
すわ。その代わり・・・可愛がって下さいませね」
しばらく考えていた綾雄は、決心したように言って、綾の身体は甘えるように
勇次にしなだれかかった。
最初に勇次が俺の女だと言った時から、早かれ遅かれいずれはこう言うだろう
と予感があった。
自分の青白い小さな男性自身の5倍はある勇次の男根を見たときから勇次には
勝てそうも無いと言う諦めにも似たものがあったのだ。
それに、それにである。今、その勇次の巨大な男根に突かれてイカされている。
なにか言葉では言い表せないような愛着みたいなものが、綾の心の中を締め付
けていた。
綾は言ってしまってから、不思議な気持ちになっている。
「組の仕事が旨くいったのだ。一生お前を食わしてやれるくらいの金なら有る。
その金で手術をするんだ。オッパイもDカップくらいに大きくしろ!もう、
剃毛の必要もないくらいに、全身の毛を脱毛してやる」
初めて勇次は優しい言葉使いで綾雄に夢を語った。
「ありがとうございます。綾は完全な女になりますわ。否、ならせてください
ませ。そして、綾を一生可愛がっていただきとうございます」
綾は嬉しかった。この男がこんなに喜んでくれるとは思ってもいなかった。
この自分を天国に連れて行ってくれるこの男に着いてゆこうと思った。
丸裸のままに、正座をして3つ指を突いて、頭を下げている綾がいた。
この巨大な男根を持っているこの男に捨てられるかも知れないが、捨てられる
までえ就いて行こうと考えている綾がいた。
涙はもう出ていなかった。(続く)
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