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小説 舞の楽園 ( 秘書の遍歴 )


 

秘 書 の 遍 歴 - < 5 >

「それでは・・お身体を洗わせて戴きます・・」
 聞き間違いだと思っている私はそう言って、ネクタイを外してワイシャツを脱ぎました。
 白い女のような躯を社長に見せるのは恥ずかしかったのですが、お風呂に入る為には全裸になら
 なくっては入れません。
 社長は何時に無く上機嫌なようでして、いつも社長に叱られてばかりの私としては、この状態が
 続くようにと願っておりました。


ベッドに腰を降ろされた社長は私が裸になる様子を見られていました。
 スラックス脱ぎ、ワイシャツとランニングを脱いで、それを畳んで置いてから社長に背を向け
 ましてパンツを取りました。
 フト目を上げて社長の方を伺いますと、社長は私の方を向いたままで脚を屈めてブリーフを脱い
 でおられます。
 ブリーフに抑えられていました長い陰毛がフサッと立ち上がるところでした。
 そして・・その直ぐ下側には、雄大とも言うべき砲身がまだダランとした状態で下を向いてい
 ます。
 赤黒いいかにも使い込んだと思われる肉棒でした。茎も太いのですが、一段と黒い亀頭が大きな
 卵ほどもあるのです。


  皮を冠った白い私の男性器とは、同じ地球上に住む男と云う生物の持物かしら・・と思いま
 した。
 私は正面を向いている肉棒の余りの雄大さに息を飲み、思わず見とれてしまっていました。
 { これが・・大人の男性器と云うものなのか・・?。それと比べると私の男性器なんて・・}
 と考えてしまったのです。
 真っ黒でフサフサと茂って光っているような、一段と長い体毛にも圧倒されてしまったのです。
 私の体毛と言ったら・・ムダ毛に色が着いているような状態でした・・から・・

  「早く・・お出で・・」
 呆然として社長の男らしく逞しい肉体を見ている私に、社長は声を掛けて、クルリと身体を翻
 してスタスタと浴室への扉を開けています。
 その声も何時もの命令口調ではなく優しいのです。
 「あっ・・ハイッ・・!」
 真っ黒な毛が生えていらっしゃるプリプリと弾む、いかにも男性的なお尻を見ながら、私は
 我に返り返事をしました。


  社長に続いて浴室にはいります。
 備え付けの大きな鏡には社長の大きい裸身と、小さく白い私の裸が写っています。
 この時ほど、女のような自分の白裸の裸身が恥ずかしかったことはございません。{ 穴が
 あったらば入りたい・・}と思いました。

  「広い浴槽だな・・!まるで・・ラブホテル見たい・・だな!お前も・・入れ・・!」
 社長もその浴槽の豪華さにはちょっと驚いてようです。そう申して湯船の縁を跨いでおりま
 す。
 湯船は浅く立つと膝の上辺りまでしかありません。寝て入るような造りです。
 社長のご命令などは私には拒否ができません。
 オドオドと素手で局所を隠しながら湯船を跨ぎました。
 先に湯船に入った社長は浴槽に寝ていました。下から私の入る様を見上げていらっしゃるの
 です。(つづく)


























 
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