小説 舞の楽園 ( 私の心と肉体 )<第1部>
- 2017/12/02
- 08:34
私の心と肉体<第一部>-56
クリニックの内部は何処もかしこも新しくまだ1年が経っていない感じです。幸い
と言うか、患者さんは1人もおりませんでした。
受付には37~38歳と思われる落ち着いた感じの女性が看護帽を冠っています。
私は来意を告げました。
「先生から伺っておりますわ。そちらで・・・お待ち下さい」
「あなた!ア・・・先生。患者さんです。この間の電気屋さんのご紹介の小沼さん
です」
もう1年も経つと言うのに慣れていないのか「あなた」と言ったこの女性が奥様だと
思いました。{こんな綺麗な奥様がいるのに浮気なんかは出来ない相談だわ・・・}
と考えまして、チョッピリ安心したのです。健次様のお話は嘘と判っていましたのに
・ ・・ちょっと心配だったのです。
「小沼さん。どうぞ・・・」
背のスラッとした看護士さんが私を呼んでいます。
彼女は30歳ぐらいの美人ですが、奥様には似ていなくちょっと冷たい感じがする
美人です。
診療室の曇りガラスの扉を開けると、どこもかしこも新品の医療器具が並んでいま
した。その中に先生が椅子に掛けています。
「どうぞ・・・大林さんから伺っております。ご心配なさらないで下さい」
不安で一杯の私を優しく励ましてくれています。
先生は40歳はまだかと思える男性でとてもハンサムで中性的な魅力を持った方で、
健次様とは異なったタイプです。
「宜しくお願いいたします」
緊張して思わず男声で頭を下げると、ニッコリと笑った先生は爽やかです。
問診は先生と2人切りでですが、女性になりたい動機や現状。それからSEXライフ
も聞かれました。
いつの間にか、私はありのままののことを答えていました。
検査は看護師さんも付き添って色々と行われました。私は恥ずかしさでいたたまれ
ない思いです。
「全身脱毛はご主人様の要望ですが、一子さん貴女もそれをお望みですね?」
最後に先生は私の意志を確認しています。
「はい。わたくしもそうお願いしたいと思いますわ」
「では、着ている物を全部脱いで、その診察台の上に寝て下さい。今日は最初で
すから、体毛の太い濃いところを少しだけ脱毛します。3週間かけて全部脱毛し
ましょう・・・」
美人の看護師さんが衣類を入れる駕籠を持って来まして、先生が非常に事務的に
言いました。
私は自分自身で自信の無い全裸にならなければならないことと、この先生と看護
師さんには丸裸を見られることを覚悟をしたのです。悲愴な覚悟でした。(続く)
私の心と肉体<第一部>-57
私はコバルトブルーのワンピに手を賭けました。無毛で綺麗な脇の下を晒して背中
のファスナーを引きました。先生がジッと見ているのが分かり恥ずかしいのです。
真っ白な背中だ現れて、ノースリーブのワンピは床に落ちます。
「イヤッ・・・恥ずかしいぃ・・・」
このところ健次様にいっぱい可愛がって頂いている所為か、大きくなった胸にはブルー
のブラジャーはしておりますが、後は何にも着てはいない裸が現れました。下半身は
スッポンポンで無毛の性器は丸見えです。
「あっ・・・」
先生の声がしたようです。
思わず呟いた私に看護師さんの眸が光ったような気がしまして、無性に恥ずかしかっ
たのを覚えています。
「お医者様に行く時には、ショーツを履かせて下さいませ・・・」
今朝もそうお願いを繰り返しましたけれども、健次様は取り合って下さいませんでし
た。
「先生に驚かれたのも、ご主人様のせいだわ・・・」とチョッピリご主人様を恨みま
したが、後の祭りです。
でも・・・「丸裸にブラジャー1つよりは、全裸になった方がよりましだわ・・・」と
観念した私はブラも外していました。そして、診療台の上に横になり、片足をチョッ
と曲げまして秘所を隠したのです。
「綺麗に手入れをしてあるね。だけど・・これじゃぁ・・どの程度の範囲で、どの
程度の無駄毛があるのか判らないなぁ。明日からは剃らないでいらっしゃい!今日は
脇の下と秘部の太い毛根だけをレザーで処理して上げましょう・・・」
仰向けに寝ると、両脚を上げされて屈辱的な格好にされたあげく、肉体を裏返しに
されて、爛熟したアヌスの周囲はおろか中まで見られて、じっくりと毛根を調べら
れて先生は言いました。
先生の使うレザー針が脇の下と小さな男性の象徴の周囲を襲い、終わるまでの1時間
は永遠に続くように私には感じられました。
もし健次様に命令されていなければ、私は途中で逃げ出して帰ろうと、恥ずかしさの
余りに何度も思ったのです。
その夜の健次様はお部屋の鏡張りのベッドの上で狂ったように私を抱き、何度も貫き
病院での一部始終を私に告白させていたことは言うまでもありません。
私も何度も何度もオネダリをして燃えました。
翌日に先生は私のオ〇ンコを見て笑っていました。きっと酷く荒れていたのではない
でしょうか・・・?
< 20 >
約1ヵ月半で脱毛の処理は終わりました。
長く伸びてきた頭髪以外は、私の肉体を飾る毛は1本も無くなって、本当にツルツル
なお肌になったのです。
けれどもその間は、剃毛もしないので生えてくる脇の下の毛と性器の周囲の毛の感触
がザラザラとして私を悩ませていました。
見苦しく何度も剃ってしまおうかと考えましたが、先生に叱かられるのでは・・と思
い直して我慢をしています。体毛を伸ばし放題の男だった私が、そんなことで悩むな
んてと考えるでしょうが、自殺をするほどに悩んだのです。(続く)
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