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小説 舞の楽園 ( 図書士の恋 )


 
図書士の恋 - ( 13 )

エントランスを出ると、この季節にしては少し寒い風が吹いております。
 道路に出る2段ほどの階段を下りる時に、先ほど体内に入れられた精液が逆流して来たのです。
 股間にちり紙を挟みこんであるのですが、そんなものではとても事足りない量が出てきたのです。
 ズボンに液体が広がっているようで、お尻が冷たく感じられます。
 「夜だからいいようなものだけど・・昼間だったら歩いて帰れない・・わ」
 これは私の独り言です。
 独り言を呟くと、彼のことが思い出されました。
 女見たいに犯されてしまったことが悔しいのですが・・白い躯や体付きを誉めてくれたことや、
 女のように扱ってくれたことが何だかとっても嬉しいのです。
 でも・・最後の別れの時の口付けぐらいは積極的に答えて上げれば良かった・・と後悔しており
 ました。
 「もう2度と・・会って貰えないのかしら・・」
 冷たいお尻を気にしながら、また独り言です。

       < それから3日後 >
  休館日と代休の2日間を私はウジウジと寝床の中で過ごしました。金曜日に出勤しております。
 2日間に考えていましたことは、彼に犯されてしまったことは職場、否、市役所の皆に知られな
 いようにしなくては・・と言うことです。
 まさか、彼が言いふらすなどとは考えられませんが、もし彼が話したら・・と思うと、寝床から
 起き上がる気も失せております。
 それに・・あんな別れ方をしてしまったから、彼は怒っているでしょうに・・と思って、気掛
 かりでした。
 肉体を奪われた彼から、もう連絡も無いかも知れない・・と思うと安堵と共に一抹の寂しさが
 私を悩ませていました。
 彼に奪われたアヌスが疼いて、ずっと寂しいのです。

  「今日。会えないか・・?」
 金曜日もウツウツとしていた私の携帯にメールがあったのは3時過ぎでした。
 そう言えば、彼と食事をしたあの日、あの喫茶店で、携帯の番号とメール番号を交換し合って
 いたのです。
「悪いことをした。謝りたいのだ。身体は大丈夫かい?あの喫茶店で何時までも待っているよ」
 その下には ♡ マークの付いた文がありました。
 「謝るだ・・なんて。。あんなお別れをしてしまって、もう連絡も無いと思っていましたのよ。
 ここが終わったらば行きますわよ 💛 」
 私はメールを打つ相手も居ないので、メールは苦手です。時間を掛けて返信を打ちました。
 もう既に女の気持ちですから女言葉のメールです。
 彼に愛されたオマ〇コがキュンキュンと疼いていました。
 「よかった ♡ 怒っているのかと思っていたんだ!じゃぁ待っているよ ♡ 」
 すると即、♡ マークが2つも付いたメールがありました。
 彼はメールも得意なようです。

  それから図書館が閉まります8時まで時間が進むのが遅いのです。
 でも・・{今日も愛されるかも知れないわ・・}と考えると、この前の時に傷ついたアヌスが
 心配になるよりも前にウキウキします。
 「その前に肉体を綺麗にして置かなければならないわ・・」これは独り言です。
 「ちょっと・・本館へ行ってきます」
 もう一人の女性の図書士に断って、ちょっと離れたところにあるドラッグストアに行きました。
 イチジク浣腸器を購入しまして、女性の図書士が帰る少し前にトイレへ入ってお浣腸を施し
 ました。
 1箱に2個入っているイチジクを2個も同時に使用しましたので、強烈に便意が襲って来ま
 したが、彼に愛される幸せを思うと我慢が出来ます。
 8時キッカリに鍵を閉めて駆け足で本館に鍵を返して、彼の待っている例の喫茶店へ急ぎま
 す。(つづく)

        


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