小説 舞の楽園 ( 図書士の恋 )
- 2022/03/23
- 23:13
図書士の恋 - ( 16 )
「こんな俺でもいいのか・・?俺は女になったお前が大好きなのだ!」
「泣くなよ・・」
そう言って彼は涙を溢れさせた私の目に唇を被せてくれたのです。そして、そのまま唇も塞がれま
した。
今度のキッスは前回よりも・・ううん、前にされたどのキッスよりも激しいキッスでした。
舌が口中を暴れ回り、そして唾を送り込まれ私は喜々としてそれを飲み込みました。
私は息も付けずに喘ぎます。
こんな激しいキッスは妻にもしたことはありません。
何時の間にか躯に巻いていたタオルは外されて全裸にされています。
激情に駆られてカチンカチンになった彼の分身が肉体の中に入っていました。今度は胸と胸を合
わせた、所謂正常位と云う形です。
彼の分厚い唇は私の額・頬と言わずに顔全体を嘗め回して、顎から胸へと移っています。
私はその行為がちっとも嫌ではありません。むしろ{ 愛してくれているのだわ・・}と思って
嬉しいのです。
とっれも気持ちがいいのです。
あっ・・今度は身体を幾分離した彼の手が胸乳を弄って来ました。
小太りの私の胸乳は普通の人よりも盛り上がっています。そのお乳を掬い上げて寄せているの
です。女性のオッパイ見たいに胸の中央に縦に括れを作っています。
最後に、胸乳の頂点にあります大きめの乳首を掴んで引っ張り上げていました。
「ああ・・」
昨晩、一人で嬲っていた乳首は最も敏感な弱点の1つです。
引っ張られて痛いのに、私は胸を突き出して喘ぎました。
彼の動きが激しくなり、大きく股を開いて喘ぐ私の肛門に本日3度目の放出を果たしました。
分身が抜けた後に、彼の形のままに大きく開いているでしょうオマ〇コにティッシュを挟んで
くれました。
私は腕枕の中で彼に縋り付いているだけです。
数分の時が過ぎたようです。彼は寝返りを打って枕元に置いてあったタバコに火を付けていま
す。
「さっきの・・返事。まだだったよな・・」
天井を向いて煙を吐き出しながら、突然のように言いました。
「さっきの返事・・」とは「こんな俺でもいいのかな・・」と言われたことに対しての返事
です。
「好きよ。大好きだわ!こんなわたしを・・あなたよりも2廻り近くも年上のわたしを・・・
でもいいの・・?」
「うんっ・・女になったお前で無ければ・・ダメなんだ・・」
{ 今の言葉がプロポーズなのだわ・・}と思った私は歓喜極まってもう涙です。
そんな私を優しくキッスをしてくれました。
「オンナになるのは・・このお部屋の中だけではダメ・・?図書士のお仕事は辞めること
は出来ないわ・・」
「女になった私で無ければダメなんだ・・」と言う彼の言葉は嬉しいのですが、戸惑いもあ
るのです。
逞しい彼の長大な男根に犯されてしまって、アヌスの快感を知ってしまった私は{ 彼の
オンナになってもいいわ・・}と思い始めていたのです。
けれども・・私には図書士と云うお仕事があるのです。そのお仕事によって食べて行けるの
です。
「そうだなぁ・・当分の間は、この部屋だけでいいよ!その代わり・・綺麗に化粧をして俺
のオンナになるんだ・・!」
彼はちょっと考えてからそう言います。
「お前は色が白い・・化粧をすると完璧ないい女になるだろう・・よ」
そう付け加えて腕枕の上に乗せてある私の頭を引き寄せてまたキッスをしてくれたのです。
「お前の名前は・・箱崎光貴と云ったな・・?」
「ええ・・そうですが・・」
今までのキッスですっかり女の気分になって、彼の胸に縋り付いている私に突然聞いて来
ました。
男の名前を言い出した彼に気圧された私は男言葉に戻って答えています。
「光貴ではいかにも男の名前だ!う~ん。ひかるがいいかな・・。ひかると云う名にしよ
う・・!」
「箱崎ひかる・・いい名前だろう・・?」
彼はちょっと考えてから「ひかる」と云う名前を上げました。
名前まで与えてもらえるとは考えていなかった私は「ひかる」と呟いて頷きました。
この男性にオンナにさせられたと云う屈辱感はもう何処を探してもありません。
けれども・・私の心の深層では「このお部屋に帰って来たならば、女の姿になれるかしら
・・」と云う不安はありました。
この男性は気まぐれで「愛している!」と言っているのじゃぁない・・と思って、彼の言う
通り彼のオンナになろうと決心したのです。(つづく)
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